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情報所有館 : 国立科学博物館 

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桑品種「しんいちのせ」(桑農林1号)

春秋兼用の壮蚕用桑として適する良質多収の人為交雑品種である。枝条の倒伏が少ないので、条桑育および機械による管理に適する。適応地域は、関東地方以西の温暖地および四国、九州地方の暖地である。


桑品種「しんけんもち」(桑農林5号)

春秋兼用、夏秋専用または速成密植桑園用として壮蚕および稚蚕用桑に適する超多収な人為3倍体品種である。適応地域は、東北、中部を中心とする少雪寒冷地である。


桑品種「みつみなみ」(桑農林12号)

春秋兼用、夏秋専用として、また春、夏秋の壮蚕に適する。適応地域は、四国、九州の平坦地および中山間地帯で密植栽培、機械収穫に適する。


自動桑刈機

自動収穫機械として、その後に開発された機械の原型である。本機はコマツ農民車またはコマツユニカの後部荷台上に設置して、本体の右側において作業する。桑条を刈取刃部まで誘導してくる部分、刈取刃部、刈り取った条桑を後送する部分、それを受納するトレーラー部からなる。24m/minの速さで、地上70~150cmの高さの範囲で刈り取りができる。


桑こき機

蚕の飼料とならない枝条から桑の葉を分離して収穫する機械である。条桑送り込み装置、こき取り装置、梢端葉切断装置、条の排出装置、こき取った葉の送り出し装置からなる。こき取り能率は、条桑100kg 当たり10分程度で、人手に比べて6~7倍である。


蚕品種「日122号×支122号」

現代品種の基となった画期的な一代雑種品種である。繭は白色浅縊俵形、繭重は比較的少ないが繭層重、繭層歩合多く、繭糸長が長く、繭糸量および生糸歩合多く、解じょも小ぶし点も良好であって、優良生糸用の多糸量品種として広く活用された。


蚕品種「日131号×支131号」

原種は共に限性品種で、雌雄鑑別が容易である。蚕種製造能率が高い。繭は白色浅縊俵形であるが、楕円形が混ざることがある。虫質強健で、経過日数が短い割に収繭量が多く、解じょ、小節も良い方で、繭層練減率が少ない。その後の限性品種の基となり、ほとんどこの品種を素材として育成されている。


蚕品種「日601号×中601号」(あさぎり)

人工飼料で育つ最初の広食性蚕品種である。発育速度が早くて飼育し易く、収量も現行品種の水準にあるが、繭型はやや小型で繭糸が太くて短かめである。


蚕飼育装置「多段循環式壮蚕飼育装置」

最初の大型飼育装置で、その後に開発された飼育装置の原型である。貯桑部に入れられた1日分の給桑量は、ベルトコンベアーによって一定量ずつ運ばれてバケットコンベアーから給桑コンベアーを経て平均に一定の場所に落下する。その桑葉をスキーリフト状に移動して来る蚕座が受ける。それぞれの作業部にタイムスイッチをセットし、各種給桑を自動的に行う。給桑労力は、人手飼育に比べて90%の節減が可能である。


蚕飼育装置「人工飼料育用飼育装置」

人工飼料による蚕の無菌的飼育が可能な装置である。飼育部本体と移動可能な給餌・作業部から構成され、飼育箱の移動・制御には光センサー、磁気近接スイッチ及びサーボモーターが用いられている。1回の給餌時間は2人作業で約1時間である。広食性蚕品種と低コスト人工飼料を組み合わせた単位面積あたりの飼育密度は、従来の桑用飼育機の2倍に近く、飼育面積の利用効率は約8倍である。


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