「国立科学博物館」 に対する検索結果 : 15472

情報所有館 : 国立科学博物館 

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IFT/OSC用コイル「K10シリーズ」

(1)東洋通信工業(現ソニー)がポータブルトランジスタラジオを開発していたのと並行して,ポリバリコンと共に供給するために開発された製品。・小型,軽量化を図った。従来品は14mm角×30mm(高さ)程度の大きさだった。・「K10シリーズ」は10mm角×13.5_(高さ)と小型化した。・高いQが得られた。(2)M型,S型,T型に引き続き,改良された製品で,小型,軽量,安価なためトランジスタラジオをはじめとする民生機器の普及に寄与した。


トランジスタ式UHFチューナ「US-A31」

(1)UHF放送の開始にあわせて商品化。(2)UHFチューナをトランジスタで実現。(3)この製品が開発されて以後,テレビ受像機にはUHF/VHFチューナが内蔵された。


スケルトンスイッチ「SKAシリーズ」,スナップスイッチ「SAC,SAR」

(1)ローコストタイプ検出スイッチの開発:スケルトンスイッチ「SKAシリーズ」。(2)多回路タイプ検出スイッチの開発:スナップスイッチ「SAC,SAR」。(3)中電流域切り換えスイッチの供給で民生機器のコストダウンに貢献。<スケルトンスイッチ>:AV(オーディオ,ビデオ)機器内で使用される回路の電圧電流に対応し,なおかつ中電流域の直接開閉が可能なスイッチである。当時使用されていた検出スイッチは一般的にマイクロスイッチと呼ばれる箱型のスイッチで,電源1次側または2次側の回路を直接開閉するものであった(マイコンコントロールでない)。マイクロスイッチは,特に誘導負荷(モータなど)や容量負荷回路を開閉する場合,切り換え時に大電流が流れ,接点を痛めることがある。このため,耐アーク性に優れる接点材が使用されていた。しかしこれらは価格が高く,AV機器には使用しずらいものであった。AV機器用に中電流域の直接開閉が可能で,小型・安価なスイッチとして開発されたのがスケルトンスイッチである。外観は筐体体を取り除き(スケルトンの由来),接点機構はレバー操作の動きに依らず高速でスイッチングができるよう,スナップアクションを取り入れた。スケルトン


VTR用RFユニット「MDシリーズ」

(1)業界初のVTR用RFユニット。(2)現行VTRになくてはならない回路モジュールとなった。VTR総生産台数とほぼ同数生産されている。


システムリセットIC「PSTシリーズ」

(1)マイコンシステムの暴走を防ぐIC。・電気製品の急激な普及,高性能化は,ICの誕生に負うところが大きい。この製品が誕生するまで,マイコンのリセット回路はコンデンサ,抵抗,ダイオードによるディスクリート部品で構成されていた。しかし,瞬断時に放電が完全に行われないことによりリセットがかからず,マイコンシステムが暴走するという懸念があった。・そこでこの電源変動による暴走を防ぐICとして業界発のリセットIC「PSTシリーズ」が開発された。(2)3端子リセットICの誕生。・回路設計としてICを使用する場合,当時は5V電源電圧仕様がほとんどで,それに合わせた製品を作る必要があった。・Vcc,Vout,GNDの等価回路で構成されたチップのパッケージは,汎用性が高く,設計自由度の広いTO-92を採用した。現在も一部機種に根強い需要があるため,生産している。


表面実装用コイル「K3-N」

(1)カメラ一体型ビデオ(アナログ型)の映像信号用フィルタとして小型,高精度,チップタイプの製品として開発。・3.6mm角×3.6mm(高さ)の可変型コイル(フィルタ)である。・チップ型コンデンサが内蔵でき,連結することで各種フィルタの特性に合わせることが可能。(2)カメラ一体型ビデオ(アナログ型)の小型,軽量化に貢献するだけでなく,LPF/BPF/HPF/EQF特性を可変可能にしたり,コンデンサを内蔵することで民生機器全般にわたって汎用的に使用できる。


ペーパースライドスイッチ「SSQシリーズ」

(1)超薄型スライドスイッチ(高さ=1.5_)の開発により,小型オーディオ機器の小型・薄型化に貢献。・この時代における電子部品の全体的流れは表面実装,リフロー対応で,スイッチについてもこの要求が高まっていた。当社は従来より各種スライドスイッチをラインナップしていたが,SMT(表面実装)タイプが無かった。業界では高さ2mm程度が最も薄いもので,これを越える超薄形を試作・開発した。ヘッドホンステレオの切り換え用として販促した結果,ソニー(株),松下電器産業(株)を皮切りにその後,各社に採用され今日に至った。


AZTECガイド付きオーディオ用磁気ヘッド

(1)AZTECガイド付きオーディオ用磁気ヘッドを日本で初めて実用化,量産化。(2)コンパクトカセットにおいて,メカ,セット上におけるヘッドのアジマス調整を排除できた。(3)調整機構の不要となったメカのシンプル化により,生産性の向上,セットの小型化が図られ,ポータブル機器分野(主にヘッドホンステレオ)の市場拡大に大きく貢献した。(4)オートリバースのテープ走行安定性が飛躍的に向上し,安定した周波数特性,位相特性を実現。・累計生産数:1億3,500万個


マウス「ECM-M1301」

(1)本製品は,MSXパソコン用として開発したマウスのプロトタイプ。(2)オプティカル・メカニカル方式を日本で初めて採用。(3)各種インタフェース(MSX,バス,シリアル)に対応。・マウスの現状:ポインティングデバイスの一分野をしめるマウスが今でも入力装置として使用されているのは,優れた操作性と信頼性の高い構造,対応したアプリケーションソフトの充実などがある。当社は米Microsoft社をはじめ,世界のパソコンメーカーに供給し,大きなシェアを獲得してきた。


ハンディスキャナ「S101」

(1)ハンディタイプとしては世界で初めての画像入力装置(イメージスキャナ)。(2)原稿面を手動でなぞるだけで64mm幅の白黒画像が入力可能。(3)複雑な機構を廃することで,小型,低価格の画像入力装置が提供できた。(4)伏せ型のデザインは,このあと登場するハンディスキャナの原形となった。(5)その後,読取り幅の拡大,疑似中間階調,グレイスケール,カラー化へと発展した。(6)ワードプロセッサ機のオプションに採用され,大好評を得た。


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