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情報所有館 : 国立科学博物館 

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VCO/PLL

(1)小型軽量さらに長時間動作と進む携帯電話に対応した,SMD(表面実装)型の電圧制御発振器(VCO)「VD-2」,「VF1シリーズ」。・容積0.1ccと形状を従来の1/4に,しかも重さ1gを実現したSMDタイプ。・ピンタイプからの転換を推進した。(2)VCOを内蔵した高速選局PLLシンセサイザモジュール「PA2」,「PG1シリーズ」。(3)また,基地局用高速選局デュアルPLLユニットへと展開,ディジタルシステムへの業界発展へ寄与。


産業用テレビジョン(ITV)

(1)国産第1号。(2)中国電力に発電所用炉内監視用として1955年に納入。(3)以後,ボイラ水位監視用,排煙監視用,原子力発電所監視用として多数納入した。


電力用Si整流素子「SR100」

(1)国産初の電力用半導体。(2)従来の水銀整流器に代わった。(3)交直両用電気機関車1号車(国鉄仙山線)に搭載。・国鉄の交流電化開発で昭和30年代の初めに車載用整流器が誕生した。当初は水銀整流器であったが,保守,性能の面からこれに代わる固体(半導体)整流器の出現が強く期待されていた。・一方、半導体の分野では1950年代の初めから世界的に電力用半導体の開発が進められていた。当初電力用ゲルマニウム整流素子が先行したが三菱電機は高電力で優れた性能を発揮できると予想されたシリコン整流素子の開発に注力し,昭和34年に我が国ではじめて本格的な大電力シリコン整流素子(SR-100:150A,400V,これに続いて,SR-200:250A,400v)を実現した。・三菱電機は昭和34年交直流電気機関車(EF30形:仙山線)でSR-100の実用化に成功し引き続いて交直流電車(421系)でSR-200で適用して我が国の本格的な電力用半導体時代をスタートさせた。(注)文献:三菱電機技報・Vol.33・Vol.8(1958年8月号)P1138-P1139, より引用。


国産初のIC「モレクトロン」

(1)ICとして国産初。(2)5W出力。(3)オーディオアンプ。(4)移相発振器付き。従来の半導体製品は,トランジスターに代表される様に1つの個別部であり,商品としての評価は高くなかった。可能性を無限に秘めた半導体に対し,ウエスティングハウスから集積回路に道を開いたモレクトロンのサンプルを入手出来た事で,半導体産業の未来の一方向を示す事が可能と考えられた。製品としても特殊な物でなく,一般受けのするオーディオアンプを選定したが,電気回路製作に欠かせない発振機能を持たせたことで,注目をあび,集積回路の第一号として大きな役割を果たした。


白黒テレビ「6P-125型“マイクロ6”」

当時,世界最小・最軽量の超小型テレビ。


富士山頂気象観測用レーダー装置

1977年の気象衛星「ひまわり」の打ち上げまで,日本の気象観測を一手に引き受けた気象レーダー。


400MHz帯タクシー無線機「FM-17D」

(1)その後の標準型車載無線機の原型となった。(2)2年間で2000台を販売。(3) 後継モデル「FM-21D」は4000台を販売。


大画面カラービジョン「オーロラビジョン」

(1)世界で最初に設置されたフルカラー大型映像表示装置。(2)20型テレビ630台分の画面面積。(3)CRTチュープ型光源管3万8400本を使用。(4)60コマ/秒,32階調の中間色。(5) 米国ドジャースタジアムに納入。


37型カラーテレビ

(1)世界初の37インチ型ブラウン管使用による大画面。(2)水平解像度560TV本。(3)大型テレビブームの先鞭となった。(4)システムアップを考えた豊富な端子群。※三菱の光進技術を採用し,木目を生かしたファニチャー感覚でTVを見るというより映像を浴びるという感じのテレビ。居ながらにして劇場の感動と迫力を体験することができる。又,水平解像度560本の高画質。AV端子フル装備によりVTRなど映像ソースもワイドに広がる。


ポリバリコン

(1)「ポリバリコン」は当社がポータブルラジオの開発に先駆けて発明,開発した超小型の可変蓄電器。その後,一般的な名称となった。・当時のバリコン(エアバリコン)に比べて容積は約1/8の20mm×20mm×15mmと,当時では画期的なサイズであった。この製品の小型化は,ラジオ製品の小型化(携帯化),高性能化に大きく貢献した。(2)誘電体としてポリエチレンフィルムを使用したため,従来からある空気可変蓄電器に比べ飛躍的な軽量化を実現した。(3)当時のエアバリコンはハウリングをどのように解決するかが問題となっていた。ポリバリコンは,ステータを固定することで容量を安定化させ,筐体をプラスチックのモールドにし,容積の小型化に伴うハウリングの影響を最小限にした。(4)ポリバリコンの開発によって,森部一(前社長,創業者)は,・1960年10月,科学技術長官賞受賞。・1962年4月,朝日新聞発明賞受賞。・1963年3月,東京都知事賞受賞,など。


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