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情報所有館 : 国立科学博物館 

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自動車用ストップランプスイッチ

(1)独自の開閉機構の開発と材料開発によって,長寿命・高信頼性を実現し,自動車の保安部品としての重要機能を満足させ,安全性向上に貢献した。・モータリゼーションの発達と普及によって,自動車は大衆化を促した。同時に信頼性,安全性の要求も強まった。


圧電セラミックス「PCM」

(1)「PCM」は,世界初の3成分系の圧電セラミック材料。「PZT」系に匹敵する性能を実現した。・それまで圧電セラミックは,米国クレバイト社の「PZT」(PbTi03-PbZrO3)に特許で抑えられ,ライセンスなしでは製造できなかった。・特許の範囲外でも同等以上の性能が出せることを実証し,以降の多成分系圧電セラミックの契機となった。・松下電器産業では,複合ペロブスカイト型の (PbMg1/3Nb2/3O3-PbTiO3-PbZrO3)が高い圧電特性をもっていることを発見した。・これは,ZNRバリスタ「PZT」の開発(1967年,特許出願年)につながる。(2)日本における圧電セラミックス事業の発展に寄与した。・多成分系の特許をもとに各社が圧電事業に進出した。・圧電応用商品で日本メーカーが世界を席巻することに寄与した。(3)延長技術としてマイクロ波誘電体材料,積層コンデンサ用誘電体材料にも同技術を適用し,今日の日本セラミックメーカーの繁栄に寄与。


サーミスタ水温計

(1)日本初の自動車冷却水の水温表示。・従来のバイメタルによる1点温度の過熱警報システムから,このサーミスタ水温計によって,無接点で連続水温表示のシステムを開発した。・その後,日本の自動車メーカーのすべてのシステムで本方式が採用されるようになった。(2)自動車の温度制御安定化技術を切り開いた。・燃料噴射制御,排気ガス対策等の各種温度制御の電子化,高性能化,半導体化の発展を支えた。


ホーン型ツィータ「5HH17」

(1)当時,ステレオセットはフルレンジ形からマルチウェイ方式の高音質化が求められていた。(2)それに応えて,マルチウェイ方式で,同軸型スピーカのツイータ部を独立させた商品化を実現した。(3)以降,この方式がオーディオの主流となった


スライド型可変抵抗器シリーズ

(1)オーディオ・テレビ機器等の操作方法を回転式から直線式に変えることで,セットデザインの流れを大きく変えた。(2)新構造設計により,小型で感触も良く,しかも高級感があったため各種電気機器に幅広く採用された。


電子同調チューナ

(1)テレビ用電子同調チューナを開発,量産した。・従来の機構式チューナに変るもの。・バリキャップ(容量可変)ダイオードとスイッチングダイオードを使用し,多チャネルに対応した。・バリキャップダイオードに負荷する電圧の変化によってチャネルを選択する。・また,スイッチダイオードに負荷する電圧によって,バンド(Lowチャネル/Highチャネル)の切り替えを行う。・UHF部も同様の内容で実現した。(2)電子同調チューナは,機械的接点や接触機構がないので,長期間使用に対して信頼性が高い。(3)チューナ自体が小型にでき,テレビの小型・軽量化にも貢献した。(4)テレビセットの意匠上の多様化が可能になった。


ディレーライン

(1)テレビの映像信号処理用のディレーライン(遅延線)として準分布定数型の遅延線を開発した。(2)テレビの小型化,高性能に寄与し画質も飛躍的に良くなった。


タンタル固体電解コンデンサ(樹脂モールドタイプ)

(1)熱硬化型エポキシ樹脂採用のモールド形タンタル固体電解コンデンサを開発。(2)コンピュータ時代の発展に貢献・当初ノイズリミッタ用として汎用コンピュータに採用。・その後,ヒューズ内蔵品の開発によりコンピュータ基板の安全性を確保することで,オフィスコンピュータ化を切り開いた。


電子チューナプリセット用トリマ

(1)テレビの電子チューナ化のニーズに対応し,バリキャップ(可変容量ダイオード)の電圧制御用トリマの開発が求められた。(2)使用環境の温度,湿度変化に左右されない安定した抵抗体および接点機構を採用した。(3)UHF/VHF切り替えスイッチと局位置インジケータの一体型構造の開発など,小型化に貢献した。・テレビチューナの小型化,高寿命化を実現。・以降テレビは電子チューナに切り替わる。


自動車用2本レバー式コンビネーションスイッチ

(1)自動車の計測盤周辺に装着されていたライトスイッチ,ワイパー,ウオッシャスイッチなどの数種類以上のスイッチを,ターンシグナルスイッチ部に集中一体化したもので,現行操作方式の原形となったもの。(2)この集中一体化によって,特にシートベルト装着時の操作性,安全性,視的確認性の向上に大きく貢献した。


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