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情報所有館 : 国立科学博物館 

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航空機搭載用衛星通信アンテナ

(1)これまで,洋上を飛行する航空機と地上間の通信は,伝播が不安定な短波を使用するものであった。インマルサット衛星を利用する衛星通信によって,常に安定で高品質の通信が可能となった。(2)これまで,音声通信だけであったが,音声のほかFAXおよびデータ通信が可能となった。(3)衛星を利用する新航空交通管制システムに関するICAO(国際民間航空機関)の研究に貢献した。(4)航空機と航空会社間の業務通信の能率が向上し,運行管理に貢献した。(5)航空機の中で,乗客が公衆回線(電話,FAX)を使用することができるようになった。


HFF-MCF

(1) 基本波振動モードが100MHzを超える高周波のモノリシック・クリスタル・フィルタ(MCF)。(2)フォトリソグラフィとエッチング加工技術を用いて,MCFの超小型化を実現し,しかもSAWフィルタよりはるかに優れた温度特性を実現した。(3)従来の製造方法を一新する,大型素板からの多数個取り方式のバッチ処理製造技術を確立し,日本で最初に量産化に成功した。(4)携帯電話(NTTドコモ製「ムーバ2」)の無線部フィルタに採用されて以来,携帯電話の小型・軽量化に貢献した。


国産初のレフレックス型ホーンスピーカ「TS-202H」

(1)ホーン部を3分割して折り曲げることにより,従来のストレート・ホーンスピ ーカに比べホーン長が1/3と短くなり,輸送・設置工事が簡便になって,一般放送以外に広報・宣伝用として自動車搭載など用途が一挙に拡大した。(2)軽量・小型になったことで携帯型拡声器(電気メガホン,トランジスタメガホン)の商品化に大きく寄与した。(3)戦後の地方統一選挙の選挙演説にも活用された。


国産初の電気メガホン「EM-202」

乾電池電源だけで動作し,移動性にとみ,通常の話し声で広範囲に音声を伝達できるため急速に普及した。


国産初のトランジスタメガホン「ER-57」

トランジスタアンプを組み込んだメガホンで,紙製メガホンや電気メガホンに比べ,画期的な大音量で使用者の度肝を抜くメガホンとして登場し,以下のようなキャッチコピーで発売された。・800m先まであなたの声をおとどけします。・1000人位の集会でも十分に聞こえます。・懐中電灯の電池だけで十分働き経済的です。・暴風時の連絡,伝達,非常の場合,自動車に取り付けてお役に立つ防水,防震装置がしてあります。・軽量ですからどなたでも携帯できます。・冬でも夏でも安心して使っていただけます。・用途:会社・工場…見学者の案内,リクレーション,PR用,各種集会に。学校…修学旅行,運動会,野外教育に。官公署…指令,伝達,教育,非常用に。特に警察,自衛隊,消防等の非常用には完全な性能(耐暴風雨,耐震性)を備えている。その他…船舶,スポーツ,名所案内,観光バス,私鉄,宗教団体,労働組合に。


業界初のトランジスタ車載アンプ「CA-106」

(1)バイブレータ方式のインバータを用いた真空管式アンプに比べ,・コンパクトで,ダッシュボードに取り付け可能になり,運転しながら操作が行えるようになった。・耐振性が優れており,故障が激減した。・特に消費電流が少なくなったため,大型別置きバッテリーを使わず,車のバッテリで使えるようになった。このことは,従来,予備バッテリを用意したり,充電のための積み降ろし等の手間が省けるばかりか,安心して連続広報ができるようになった。(2)宣伝カー,パトロールカー,選挙公報カー等に活用された。(3)電源事情の悪い国・地域でも普及した。


業界初のトランジスタハイパワーアンプ「CR-300」

真空管式アンプが主流の時代に,商用電源(交流100V)とバッテリ電源(直流12V)両方の電源が利用でき,用途が広がった。


非常用放送設備「FS-391型」

消防法令に定められた技術基準に適合するものとして,非常用放送設備委員会の認定を受けた,初の非常用放送設備である。・自動火災報知設備と連動して,火災の発生した階およびその直上階に,自動的に警報音放送ができ,またマイクロホンによる音声避難誘導放送ができる。・スピーカ個々に設けられた音量調整器の設定如何に関わらず,必要な一定音量の放送ができる。・商用電源が停電しても,内蔵蓄電池で10分間以上の放送が継続できる。


水晶式ワイヤレスマイクロホン「WM-146」とワイヤレスアンプ「WA-313」

(1)それまでのワイヤレスマイクロホンは発振周波数が不安定なLC発振方式であったが,小型な水晶制御方式の開発で,中心周波数の安定と広い周波数偏移を実現し,放送局から街頭のイベントまで幅広い市場で使われるようになった。(2)初の高品質水晶制御FM発振器の実現で,その後の半導体の集積化,小型化,高速化でPLLシンセサイザー方式が採用されるまで,主流の方式となった。(3)当時試作段階であった表示用LEDを,電池有無のパイロットランプとして搭載した。


ミニコンピュータ制御による駅旅客案内自動放送設備

(1)従来のハードワイヤードロジック制御からプログラム制御に,またメモリ内にダイヤ情報を記憶・管理することによって,制御の変更もダイヤ変更管理も,ハードウエアの変更なしで可能になった。(2)マンマシン・インタフェースをキーボード不要とし,制御卓からのボタン操作だけで平日・休日などのダイヤ初期立ち上げと,番線変更・臨時列車登録などのダイヤ変更が可能になった。(3)アナログ音声ディスクの採用で,文章単位での多彩な組み合わせによる自動放送が可能になった。(4)プログラム制御の多元放送で,放送種別による優先・割り込み制御や島ホームでのミュート制御など,安全性を考慮した放送が可能になった。


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