「国立科学博物館」 に対する検索結果 : 15472

情報所有館 : 国立科学博物館 

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LCフィルタ「FS」

(1)ビデオカメラなど映像機器の小型化に貢献。巻線タイプとしては世界最小のビデオ信号用実装LCフィルタを実現。(2)パッケージングの完全樹脂モールド構造によって,実装機への対応性および信頼性を向上させた。(3)マルチメディア産業の発展に貢献した。


積層nHチップインダクタ「LL2012-F」

(1)高周波機器に使用するnH(ナノ・ヘンリー)インダクタに積層チップ部品化の概念を導入し,商品化するとともに,高周波分野における非巻線型(固体型)nHインダクタ素子市場を切り開いた。(2)通信機器の小型化,軽量化とともに,セット設計期間の短縮に多大に貢献し,TACS,GSM,PHSといった各国携帯電話など移動通信機市場の形成に多大の貢献をした。(3)初の非巻線型積層nH積層チップインダクタ。その後,「LL1608-Fシリーズ」,「LL1005-Fシリーズ」を開発し,部品の小型化展開に発展した。


人工水晶の工業化

(1)水晶デバイス製造において,原料である水晶の供給不安を払拭した。デバイスに使用する水晶は,ブラジルなどから輸入する天然水晶に頼っていた。しかし,良質な天然水晶は産出量が少ないため供給不安があった。人工水晶の工業化により国内で水晶を調達できるようになった。(2)製造工程の合理化を達成。天然水晶は双晶や寸法などにバラツキがあり,使用に際しては個別に品質評価が必要であった。人工水晶は双晶がなく,寸法も一定であるため加工工程の合理化が可能となり,同時にその自動機械化を推進した。(3)カラーテレビ,CBトランシーバ等のマスプロ製品の発展に貢献した。(4)人工水晶の企業化にあたり新技術開発事業団の第1号開発事業に認定された。


移動通信用の高周波二重モードフィルタ「MCF」

(1)FM移動通信用のモノリシック・クリスタル・フィルタ(MCF)当時,150MHz/450MHz帯のFM移動無線機が官公庁やタクシー業界などに隆盛期を迎えていた。この初段IFフィルタとして使う10.7MHz/21.4MHzの水晶フィルタには複数個の水晶振動子を必要とした。これに代わって,世界で初めて単一水晶素板上に近接配置した共振電極間の音響結合を利用した,Monolithicな小型,高性能のFM移動通信機用フィルタの工業化に成功した。製品化は,10.7MHz/21.4MHzのIF用フィルタからスタートした。(2)以降,各種移動通信機に大量に使用されており,移動通信機業界に対する貢献度,技術的寿命の長さは特筆に価する。(3)発明者の中沢祐三は,1975年(昭和49年)「特許庁長官賞」(MCFに関する特許)受賞。1995年(平成7年)「MCFの開発・実用化」で『黄綬褒章』を授章した。


ATCトランスポンダ

(1)FAA(米連邦航空局)の認定を受けた日本初の航空機搭載用ATC(Air Traffic Control)トランスポンダである。(2)航空交通管制の安全運行に貢献した。


光学ローパスフィルタ

ビデオカメラ(撮像管タイプ)の商品化に貢献。高周波擬似信号の除去用に水晶の複屈折性を利用した光学ローパスフィルタを業界に先駆けて商品化した。


海洋観測衛星「ARGOS」用送信機

(1)NASA(米航空宇宙局),NOAA(米航空協会)およびCENS(フランス国立開発センタ)が協同で開発した気象と海洋観測のための衛星システム(ARGOSシステム)用の送信機。(2)全地球規模でのデータ収集と位置測定機能をもつ。(3)開始時は海流(黒潮)調査のための漂流ブイ用として開発したが,小型化技術の進歩によって,位置測定機能を生かした渡り鳥など野生動物の行動調査用に発展させた。


横結合二重モードSAWフィルタ

(1)世界初の横結合型SAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)フィルタであり,高周波で,狭帯域・低損失な小型高性能フィルタを実現した。(2)シングルコンバージョン方式ページャ(ポケットベル)を実現するためのキーデバイスとしてページャの小型化,低価格化に貢献した。(3)その後の縦結合型SAWフィルタ開発につながる基礎技術であり,当社が結合型SAWフィルタの体系に発展させた。


小型温度補償水晶発振器「TCO-909A」,「TCO-919A」

(1)直接型温度補償方式(東洋通信機特許)を採用したことによって,温度補償回路の小型化,低消費電力化および温度補償回路調整の簡易化に成功した。その結果小型(2cc),低消費電力(2mA以下),低価格(@2,000)を実現。(2)NTTの大容量自動車電話に採用され,また,世界規模で急伸した携帯・自動車電話用の基準発振器としてデファクトスタンダードとなる。


EFD振動子

(1)基本波振動を抑圧し,振動子自身が3次オーバートーン周波数で振動する振動子。発振周波数30M~100MHzの高周波が直接得られる。(2)基本波振動を抑圧する設計手法によって,オーバートーン発振回路のコイルレス化を実現した。(3)ページャー(ポケットベル)など,移動通信機器のローカル発振段の低消費電流化に寄与した。


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