「国立科学博物館」 に対する検索結果 : 15472

情報所有館 : 国立科学博物館 

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PRML方式HDD用リードチャネルIC

(1)HDD(Hard Disk Drive)の記録密度を高める信号処理方式PRML(Partial Response Maximum Likelihood)用のリードチャネルIC。(2)このICは,世界最高速のデータ転送速度(80Mビット/秒)を実現し,しかも低消費電力(750mW)である。面記録密度はピーク検出記録方式を用いたものに比べ30~50%向上する。


MRインダクティブ複合薄膜磁気ヘッド

(1) HDD(Hard Disk Drive:磁気ディスク装置)の薄膜磁気ヘッド。(2)このMRインダクティブヘッドは,録再分離構造として記録用インダクティブヘッドと再生用MR(Magneto-Registive:磁気抵抗)ヘッドを複合化した。(3)狭トラックで,しかも高出力・低インダクタンスを実現することで,HDDの小型化,高密度化,高速化に対応する。


高性能フェライト磁石材料開発

(1)従来のフェライト磁石の一つであるM型Sr(ストロンチウム)系フェライトと 比べて(BH)maxを最大40%向上。(2)結晶磁気異方性を10%向上し,高Hcを可能にした新組成。(3)Hcの温度係数も従来の50%以下にでき,耐温度特性を向上した。


マルチインフォメーションシステム

(1)自動車内で乗員が使用する総合的な情報提供装置として,本格的なコンピュータシステムで完成させた(ナビゲーション,エアコン制御,オーディオ制御等)。(2)国内においては,ナビゲーションという新しい分野を創出し,1990年代の隆盛の基礎を築いた。・また,欧米を含めて国家レベルに,ITS等自動車,移動体の総合情報システムの必要性を喚起させる影響の大きい製品となった。(3)ナビゲーションシステムとして,CRT,LCDなどのディスプレイに地図を表示させ,地図データを取り扱う装置・産業の分野を開拓した。


中間周波変成器「10Fタイプ」

(1)真空管ラジオからトランジスタラジオへの変遷に大きく貢献。・コイル仕様の設計と周波数可変機構で,トランジスタの特性に合わせて調整ができ,トランジスタラジオの設計を容易にした。(2)世界初のトランジスタラジオ用IFT(中間周波変成器)「10A」を改良し,需要を大きく拡大した。(3)その後,短波用コイル,FMおよびTV用コイル「10K」等を経て高周波コイルの発展に寄与した。(4)現在は量産していない。


ワイヤメモリ

(1)国際電電(KDD)研究所と当社の共同開発により,画期的構造を持ったワイヤメモリを開発した。これは当時主流であった磁心メモリに代わるものとして,内外の学界や産業界の注目を集めた。(2)1964年には通産省工業技術院電子技術総合研究所が開発する高速電子計算機「MARK-6」に実装され,その後ICメモリが次の主流として台頭する間の1970年代前半にかけて,商用のミニコンピュータから大型コンピュータまで数多く の機種に採用された(3)当時,磁性薄膜メモリは内外で広く研究されたが,コンピュータの記憶装置に実用化されたのは当社のワイヤメモリだけであった。またワイヤメモリは磁性薄膜の特質である耐環境性,高速性やNDRO(非破壊不揮発)性を生かして産業用ロボット等にも採用された。(4)1967~1970年の間,通産省が主導した大型プロジェクトの超高性能電子計算機の開発に国内大手コンピュータメーカー6社とともに当社も参画し,この成果によって第3回日本産業技術大賞を受賞した。(5)現在は、量産していない。


高周波コイル「10Kタイプ」

(1)FMラジオおよびテレビの発展に貢献。高周波コイルの高精度な特性を実現し,FMラジオの中間周波変成器等に需要を大きく拡大した。(2)世界初のスパイラル多段巻線により,特性バラツキを大きく改善した。(3)その後,7mm角コイル「7K」,「7KN」等を経て高周波コイルの小型化に寄与した。


超階段型接合容量ダイオード「KV1226/1225」

(1)ラジオが手動チューニング全盛時代に,この容量可変型ダイオードの出現によって,電子同調時代の先駆けとなった。(2)世の中に高耐圧で周波数/電圧の直線性の良いダイオードが存在していなかった。(3)5年後にはカーラジオ,高級ステレオは電子同調となり,ほとんどのメーカがこれを採用した。


ビデオ用LCフィルタ「5V/4Fシリーズ」

(1)VTRおよびカメラ一体型ビデオの発展に貢献した。高周波コイルの設計技術を基盤に,ビデオ信号回路に対応したフィルタ特性を実現。(2)5mm角コイルを連結したVTR用の「5Vシリーズ」と,さらに小型化した面実装用4mm角コイルを連結したカメラ一体型ビデオ用の「4Fシリーズ」でビデオ機器の発展に寄与した。


低飽和レギュレータIC

(1)小型パッケージ(SOT23L)を採用し,携帯電話など機器情報端末に多く採用された。(2)従来製品に比べ,低リプル,高精度,低ノイズ,出力スイッチ機能など,多くの利点を実現した。(3)5年後(1995年頃)には,用途に応じてシリーズ化・多様化を図り,携帯電 話,PHS,コードレス電話など多くの機種に採用された。


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