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情報所有館 : 国立科学博物館 

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抵抗器用セラミックロッド

炭素皮膜固定抵抗器,酸化金属皮膜固定抵抗器等の芯体として使用された当社開発のフォルステライト磁器は,それまで使用されていた碍子と比較して,(1)高温における絶縁抵抗大。(2)熱膨張係数大。(3)表面平滑で皮膜特性が良好。(4)トリミングが容易。以上の特徴によって,日本の抵抗器メーカ各社で小型・高低抗の高性能な抵抗器が製作できることになり,電子工業界各種機器の発展に寄与した。


CRT用カソードチューブ,カソードホルダ(ブラウン管のカソード支持用セラミック部品)

(1)高い寸法精度。(2)高温絶縁性が良好。(3)吸収ガスが少ない。以上の特徴により,ブラウン管(CRT)用の電子銃の信頼性を大幅に向上させた。また,その量産技術を確立し,大量に供給することで,テレビ受像管の発展に大変寄与した。


マルチフォームガラス(ブラウン管の電極支持棒)

ブラウン管内の電極支持棒として,ブラウン管普及期当初より現在まで大量に使用し続けられており,ブラウン管(テレビ)の拡大発展に大きく貢献した。


トランジスタヘッダー(トランジスタ用セラミックヘッダー)

それまでのガラス材と比較して,(1)熱的,機械的強度が大きく高信頼性。(2)エポキシ樹脂の密着性が良好。(3)光透過性が小さく,熱放散性が高い。(4)ガラスソルダによるリード付けが可能。 以上の特徴によって,TO-18,TO-5型トランジスタを高信頼・低コストに量産が可能となり,その発展に貢献した。


サーディップパッケージ(ガラス封止タイプ半導体セラミックパッケージ)

(1)ガラス(低温フリットガラス)封止タイプのセラミックパッケージの量産開始により,低コスト高信頼性のパッケージを実現し,SSI,MSI,LSI,EPROM,CERQUAD,CCD等の市場形成・拡大に大きく貢献した。(2)“ローコストCCDパッケージの開発”で日本セラミック協会長賞を受賞(1989年度)した。


「YASHICA エレクトロ35」(35mm世界初の電子シャッターカメラ)

(1)世界初の電子シャター搭載の35mmレンズシャターカメラ,電子カメラの先駆けとなったヒット商品でその後のシリーズ含め1000万台が世に出た。(2)シリコントランジスタ,IC回路使用,黄赤ランプの露出表示などを採用。(3)「ローソク一本の灯りで写せるカラーのカメラ」として,カラーフィルムの普及と共に話題となる。


セラミック多層パッケージ基板(半導体パッケージ)

(1)セラミック多層化技術の確立により,高い信頼性を有する半導体パッケージングが可能になり,半導体産業発展(特に高信頼性デバイス分野)を支える基盤技術となった。(2)また,同技術を応用発展させたこれ以後の各種形態のパッケージ展開により,半導体産業の用途拡大に寄与することとなった(例:LED用/CCD用/PGA等)。(3)大河内記念生産特賞(昭和48年)受賞。


多桁表示管用セラミック基板

(1)従来より卓上電子計算幾用に量産されていた単管用の表示管用基板を多層化技術を利用して,多桁タイプとした。(2)卓上電子計算幾の表示部分の小型化,薄型化に貢献するとともに,組み立て工程の合理化,品質の向上にも大きく貢献した。(3)卓上電子計算幾から電卓への第一歩に貢献した。


セラミック アルミナヒータ(半田ゴテ、自動車のオートチョーク用のヒーター)

(1)ヒータ部分のセラミックが同時焼結されており,外気にふれないため,ヒータの信頼性が著しく向上するとともに,長寿命化が実現された(ハンダゴテや自動車のオートチョーク用ヒータとして採用が進んだ)。(2)小型,軽量で昇温スピードが速く任意の温度分布が得られるため,その後産業界の多くの分野で使用される発端となった。(3)高信頼性を持ち,ノイズの発生もなく,また熱効率が良く,省エネ製品であることから着火ヒータとしても使用されている。


FAX用サーマルプリントヘッド

(1)当時先進の薄膜技術による発熱体を採用し,シャープでカスレのないきれいな印字が得られるFAX用ヘッドを業界に先駆けて開発し,市場投入した。これによってその後FAXがビジネス用に普及し,さらには現在のパーソナル用への爆発的な普及に至っている。情報社会の発展に多大の貢献をした。(2)駆動用ICを直接基板に搭載し,フリップチップ実装することで,コンパクトな外形を実現するとともにFAX用ヘッドの低コスト化に貢献した。


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