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和風サイホンゼット便器 C202

水たまり面を大きく確保した最高級和風便器。汚れにくく、使用中のにおいの発散も抑えられる特長を持っていたが、用便時に水の跳ね返りがあるため使用者から敬遠された。年代:1955年


和風腰掛便器 C103

お年寄りや妊婦が用をたす際に足腰が疲れないように、腰掛便器のように便座をセットして座って使用することもできるようになった和風便器。年代:1936年


掃除口付和風便器 C74

和風便器は床に埋め込んで設置するため万一異物が詰まったときは処置が大変で、最悪の場合は便器を壊さないといけない事態が発生する。そこで、便器はそのままで処置できるように、本体に陶器製の掃除口部を設けた便器。ふたも陶器製で、ねじを切ってねじ込むようになっているのが珍しい。年代:1932年


駅舎用便器 C69

旧国鉄からの要請で製作した駅舎用の便器。床を洗った水を便器に流し込めるように「きんかくし」と呼ばれる前立てをなくすとともに、床と面一に仕上げられるように直線状の形状になっている。また、万一便器が詰まったときに汚水が外にあふれないようにオーバーフローがついているのも特長の一つである。年代:1959年


東南アジア向け便器 CE6

ビルマ(現:ミャンマー)で使用される便器で、ビルマ便器と呼ばれた。本体を床に埋め込んで和風便器のようにしゃがんで使用するが、「きんかくし」と呼ばれる前立てがない。日本と異なり入口側に向いてしゃがんで使用するのが正しい使い方になるので注意を要する。年代:1954年


手洗付ロータンク S161

手を洗った水を便器の洗浄用に再利用するようにした国産初の手洗付ロータンク。節水効果が得られるだけではなく、トイレ内に手洗器を設置しなくても済むため、トイレを広く使用することができ、しかも工事代も安く抑えることができる。年代:1960年


ビデ B5

大便器の横に設置し、用便後のおしり洗浄、女性の小用後や生理時の局部洗浄に使用する。足洗い、足湯などにも使用でき、とても便利な器具であるが、日本ではトイレが狭く設置することが困難なことが多かったこともあり、あまり普及しなかった。年代:1952年


ウォッシュエアシート Y9524

1964年よりアメリカから輸入販売していた温水洗浄便座「ウォッシュエアシート」を日本の使用環境に合わせて使いやすくするために一部仕様変更し、国産化を図った製品。当該品は「ウォシュレット」開発時に現存する製品として参考にされた。     年代:1969年


ウォシュレットG TCF401

「おしりだって、洗ってほしい」という鮮烈なコマーシャルで一躍有名となり、日本に新しいトイレ文化を創造した初代ウォシユレツト。お湯の温度は何℃なら快適に感じるか、どこに当てればよいかなど、多くの人からのデータをもとに商品開発が行われた。年代:1980年


携帯ウォシュレット YEW300

旅行や出張など外出先で気軽に使える携帯用ウォシュレット。電池仕様のため海外へ出かけたときでも使用できる優れものである。年代:1997年


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