「UECコミュニケーションミュージアム」 に対する検索結果 : 292

情報所有館 : UECコミュニケーションミュージアム 

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救命艇用受信機 RM‐45L

船舶が遭難した際に、救命艇に持込んで使用する遭難通信専用の受信機。遭難通信の周波数である500kHzを中心とする400kHz~600kHzの範囲を受信するオートダイン方式の受信機で無線電信の電波型式A1とA2(現在のA1AとA2A)を受信可能。使用真空管の構成は、高周波増幅(UZ6D6)、再生検波(UZ6C6),低周波増幅(UZ6C6),整流(KY‐84)。救命艇に電池とインバータの備え付が必要である。松下無線(株)製造。年代:1943年


船舶用中波・短波送信機 TMS‐4S2

組み込まれている周波数から、当時の漁業監視船のような官庁保有船舶の搭載機器であったと推定される。電信・電話両用であり、終段増幅管に川西製の(E‐1085)が使用されている。発振段、逓倍段、励振段の真空管はすべて(UY‐807)である。送信周波数は中波(A2) 375,500kHz,(A3)3.5,4,8各MHzおよび12,420kHz。送信出力:電波型式A1で500W,A3では100W以下。電話はプレストーク方式。早川金属工業(株)製造。年代:1943年


救命艇用火花式無線送信機

船舶の遭難通信専用の送信機。別体の蓄電池(6V)から供給される電力でバイブレータを駆動し、電源を断続して変圧器により1,800Vまで昇圧して放電電極に印加し放電させる。付属の共振回路とアンテナにより国際遭難周波数500kHzの電波が発生する。アンテナの接続端子は本船用に加えて、救命艇の短いアンテナに整合する端子も用意されている。東邦電機製造。年代:1944年


携帯用無線送受信機用発電機二一号型(手回式)           

携帯用無線送受信機九四式六号(陸軍歩兵用)の直流電源として使用した。出力電圧は+135V(B電源)および+3V(A電源)。高圧出力側にチョーク・コイル3個、コンデンサ2個で構成する平滑回路を有し、低圧出力側にチョーク・コイル1個を配している。富士電機製造(株)製造。年代:1944年


船舶用短波送信機 ART‐924

太平洋戦争後期に製造された大型船舶用の短波送信機。終段電力増幅(P250)、励振段(3P50A)、逓倍・緩衝段(UY807)、発振(UY807)。送信周波数帯は5,6,8,11,12,16MHz帯で、5、11MHzは特殊な用途の周波数帯である。送信出力は電波型式A1で500W,A2はリップル変調により300W程度と推定される。商船用であるが、塗装色が黒色である。安立電気(株)製造。年代:1944年


船舶用短波受信機 NMR‐103

船舶通信用のオートダイン方式の短波受信機。3MHzから23MHzまでの船舶通信用周波数帯を4バンドに切り替えてカバーする。高周波1段(UZ6D6)、再生検波(UZ6C6)、低周波増幅(UZ42×2)。二連バリコンと同調コイルの品質は良好、バー二ヤ・ダイヤルの回転も滑らかである。電源の平滑回路は内蔵しているが、電源トランスと整流回路は別体。スピーカも外付。太平洋戦争末期の製品ながら、かなり高性能であったと推定される。年代:1944年


テスラコイル

瞬滅火花式放電電極とともに真空管実用期以前の初期の無線送信機の同調コイル。本館に展示している巨大な空気コンデンサとにより共振回路を構成する。幅1インチの銅帯を渦巻状に巻き、木枠の溝に嵌め込んで保持している。大理石製の前面パネルのハンドルを回転してコイル上の摺動子を移動させるとコイルのインダクタンスが変化する。3キロテスラと本体木部に彫り込みがあるので、その程度の電力の送信が可能とされていた模様である。東京無線電信電話製作所製造。年代:1920年


船舶用中波補助送信機 ART‐1172A

大型船舶の無線局に使用される補助送信機。終段電力増幅(E‐2053B),発振(UY‐807),整流管(HX966B(水銀))。送信周波数(A2):410,425,468,480,500kHz。主電源喪失の場合には、蓄電池とインバータによる補助電源で使用可能である。電波法(1950年)の制定により、補助設備の高機能化が求められるようになったが、本装置は制定直前のものであるが、すでに要求される機能を満たしている。年代:1947年


船舶用中波送信機 TSG‐500MF

運輸省航海訓練所所属の海王丸(初代)に搭載されていた、中波用の主送信機。電力増幅管(P250A),励振管(3P50A),緩衝増幅(UY807),水晶発振(6V6‐GT)。送信周波数(A2)410,425,432,454,468,480,500,500E(kHz)。電源:水銀蒸気整流管(2H66×2,4H72×2)。送信出力500W。1960年代の船舶用中波送信機の標準仕様。協立電波(株)製造。年代:1951年


125W無線装置 NET‐125B25A

商船用補助送信機或いは漁船用の主送信機。真空管の構成。終段(4P56),励振段(UY807),他6AQ53×4。送信出力短波(1)100W,中波(A2)80W。送信周波数帯、中波、中短波、および短波。電源:セレン整流器(別体)。主電源停止の場合、補助電源により動作可能。七洋電機(株)製造。年代:1969年


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