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情報所有館 : UECコミュニケーションミュージアム 

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ミニコンピューターHITAC-10

日立製作所が1969年1月に発売した日本最初のミニコンピューター。1965年に米国DEC社が発売した小型高速のPDP-8が実験の自動化、通信、制御などに広く利用され、日本でも1969年以後各社から独自のミニコンピューターが現れた。HITAC-10はICと磁気コア記憶装置を使い、1語16ビット、加算2.8マイクロ秒、記憶容量4K語(最大32K語)。入出力インターフェースが開放され、入出力装置64台接続、割込、DMAが可能。年代:1973年


光電式紙テープ読取機

8単位の計算機用紙テープ上の情報を読むミニコンピューターHITAC-10用の入力装置。光源からの光を紙テープを通して受光素子で受け8個の孔のあるなしを8ビットの情報としてコンピューターに送る。読取り速度は毎秒200文字。光源は細長い白熱電球、受光素子はフォトトランジスタが使用された。光電式紙テープ読取機は、1960年ころから機械式の読取装置に代わって使用されたが、1970年代後半からしだいに姿を消していった。年代:1973年


磁気ディスクパック

日立製作所のHITAC-8350に使用された磁気ディスク装置のディスクパック。容量は30MB。直径32cmの円盤11枚で構成されている。この時代のディスク装置は脱着可能なメディアを使用するのが主流であった。磁気ディスクは1955年にIBM社で発明された。その後磁気ドラムとの競争に勝って以来、改良を重ねて大容量化、小型化、高速化を進め、すべての他の技術を使った装置の挑戦を退けて現在に至っている。年代:1973年


磁気ドラムMEMORIA

北辰電機が1970年に製造した小型ドラム記憶装置。直径:30cm、高さ:29cm。磁気ドラムはコンピュータが現れた初期に主記憶装置あるいは大容量のファイルを格納する補助記憶装置として使用された。その後主記憶として磁気コア記憶装置が、補助記憶装置として磁気ディスク装置が現れると次第に姿を消した。このMEMORIAは最後期のものと考えられる。年代:1970年


磁気バブルボード BC304M1A

富士通が製造した磁気バブルを使った2次記憶装置。回路構成:シリアルループ。平均アクセス時間:370ms、転送速度:毎秒100キロビット。磁性薄膜上に形成される直径2ミクロンの磁気バブルは1967年に米国ベル研究所で発見され、不揮発性であり読み出し書き込みを電子的に行うことができるので、半導体メモリーと磁気ディスクのギャップを埋めるメモリーとして期待されたが、大成せずに終わった。年代:1999年


磁性薄膜記憶装置

東光が製造した高速記憶装置。直径0.2mmのりん青銅の芯線上にパーマロイの薄膜をメッキして作った磁性線を使用。非破壊読出し方式で、書込み時間:200ns、読出し時間:100ns。メモリープレーンは、ビット記憶の磁性線と語選択の絶縁皮膜銅線を縦糸と横糸として布状に織られている。ワイヤメモリーは1970年頃にコンピューターの主記憶として日本で実用化されたが、半導体記憶用集積回路が出現し本格的な使用には至らなかった。年代:1974年


磁気コア記憶ユニット

日立製大型コンピューターHITAC8800の8メガバイト(MB)の主記憶装置の一部。世界最大のコアメモリーであり、同時に半導体メモリーに切換る直前の完成した技術の記録と考えられる。ユニットの容量:0.5MB、コアの直径0.4mm、厚さ:0.1025mm、駆動電流:700mA、1プレーンの容量:32kB、アクセス時間:380ns、サイクル時間:600ns、転送幅:64ビット。寸法:22×46.5×46(cm)。年代:1970年


マイクロコンピュータートレーニングキット TK-80

日本電気が発売したIntel8080のためのトレーニングキット。CPUは8080と同等のμPD8080A、1KバイトのRAM、256バイトのROMを中心に、パラレルIOポート、25鍵のキーボード、8桁の7セグメントLEDディスプレーで構成され、簡単なモニタープログラムがある。価格は88,500円。トレーニングキットはマイクロプロセッサーが現れた頃に、制御回路などに使うための基本的な知識を習得するためのキットとして考えられた1ボードコンピューター。年代:1976年


パーソナルコンピューター PC-8001

日本電気が発売した最初のパーソナルコンピューター。キーボードは本体と一体化され、CRT、プリンター、2次記憶用データレコーダを接続するインターフェースが用意されている。CPUはZ-80Aと互換のNEC製μPD780C-1(4MHz)、ROM24KB、RAM16KB。年代:1979年


パーソナルコンピューター PC-8801

日本電気がPC-8001の上位機種として1981年に発売したパーソナルコンピューター。本体、ディスプレイ、キーボードで構成され、8インチフロッピーディスクを外付けして使用した。ビジネス用途にも使用されたが、1982年に上位のPC-9800シリーズが発売されると、ホビー用途の機種という位置付けになった。主記憶:64キロバイト、ROM:52キロバイト、グラフィックRAM:48キロバイト。画像解像度:640x400(モノクロ)または640x200(カラー8色)。年代:1981年


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