「UECコミュニケーションミュージアム」 に対する検索結果 : 292

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101B (ウェスターン・エレクトリック)

米国ではディフォレストの3極管特許を買収したWE(ATTの製造部門)が有線電話中継用として開発を進め、1913年には長距離の通話を成功させた。このとき使ったのがタイプAで、その後B、M(101A)、1915年にL(101B)が続いた。電極は典型的な最初期のWE型で、M形の酸化皮膜型フィラメントと、その両側に配置した梯子形グリッド、プレートをガラス棒で支持する構造。このサンプルは最初期型の特徴を備えている(ベースは肉厚の真鍮パイプ、ハンダが盛上がったUV型ピン)。年代:1913年


VT-3 (WE)

タイプP/VT-3は第一次世界大戦中、米軍の要望で開発に努力した、フィラメント電力の少ない3極管(1917年)。形式登録はされたが、1000本程しか生産されずに幻となったとのこと。フィラメントは酸化皮膜型。 215A/VT-5の先輩。年代:1917年


221A(WE)

タイプNN/221Aも1926年に形式登録されただけで、僅か50本ほどしか作られなかったとのこと。逆V形フィラメント(酸化皮膜型)をもつ省電力型の小型3極管。ベースはこの型専用?のミニUV型。年代:1926年


ダックフット・チューブ(WE)

通称ダックフット・チューブもVT-3や221Aと同様省電力型を目指して作られたようで、特性も215Aと似ている。ソケットを用いず、機器に直接ハンダ付けするよう設計されたため、アヒルの足という渾名がついた模様。WEの型番がないため、同社製ではないとの意見もある由。


変形プライオトロン (GE)

1919年頃、試験的にGEで作られた3極管。円錐状のプレートの中に同軸のスパイラル状フィラメント(純タングステン)とグリッドがある。バリアブルμ型の元祖?ベースはUV型。年代:1919年頃


400 (マカレック)

最初期の電池式受信機の欠点を改良すべく交流化(エリミネーター式)に適する真空管の開発が試みられたが、これはその先駆け。1925年に米マカレック社が発表した3極管。傍熱型カソードを中心とする同軸円筒形の電極構造。最初期製品のベースはUV型で、ヒーター端子は管頂に設けられている。これを電池式受信機のソケットに挿入して、別置のヒーター・トランスから点灯した。年代:1925年


UX-225 (2点。WH及びGE)

UX-225(WH)はWEが1914年に考案した傍熱型3極真空管の原形を1926年にウェスティングハウスが試作したものといわれているが、マカレック400の影響が強く感じられる。電極は2ユニット並列。管頂のヒーター端子はバヨネット型。 同じ頃GEで作ったものは400と同じ単一同軸円筒形の電極構造で、ヒーター端子の構造が異なる。これらを原型として新開発の5ピン・ベースを用いたUY-225が試作され、次いで有名なUY-227が商用型として登場した。年代:1926年


カーボ (アムラッド)

カーボは1922年、初期の交流式送信機用としてタイプSなどと共に発表された冷陰極型整流管(ガス入り放電管の一種)。年代:1922年


UV-196 (WH)

1925年、電池式受信機のBエリミネーター用としてウェスティングハウスが作ったもの。2セクションに仕切られたプレートの中に2組の独立した逆V形フィラメント(トリエーテッド・タングステン)がある。同時に発表された通常型のUX-213とは反対の構造。外部接続に5点を要するため、ベースのロック・キーにプレートが接続されている。特殊な電源トランス(2組のフィラメント巻線が)を要する。年代:1925年


175HQ

1949年、ウェスターン・エレクトリックが海底電話ケーブル中継増幅器専用として開発した傍熱型5極管(このサンプルは後期の製品)。長時間の安定した動作を要求される。接触不良を避けるため、電極の接続はリードを直接ハンダ付けする方式。年代:1949年


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