「UECコミュニケーションミュージアム」 に対する検索結果 : 292

情報所有館 : UECコミュニケーションミュージアム 

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F.E.1 (マルコニー)

F.E.1(1920年)は英マルコニーのラウンド大佐が考案したもので、高周波用として開発したV.24を一回り大きくした外形。G2は金網を丸めたもの。フィラメントは純タングステン。これを用いたマルコニー91型船舶用受信機では第2グリッドをプレートのように使ったレフレックス回路として動作させている。年代:1920年


S625 (マルコニー)

S625(1927年)は世界最初のスクリーン・グリッド型。V形フィラメント(トリエーテッド・タングステン)を囲んで通常のG1を置き、その片側に対向したプレートとの中間に、プレートを囲むような形状の金網/金属枠製のG2(スクリーン・グリッド)を設け、さらに管の外側にもG2の位置に合わせてシールド板を置いて、P-G1間容量の減少に努めている。年代:1927年


K4 (ソープ)

1924年、英国製。ショットキーも考案していたスペース・チャージ(空間電荷)グリッド型4極管だが、6VのA電池だけで動作するユニダイン(ソロダイン)と呼ばれる回路の受信機に用いたことで話題となった。プレートもグリッドと同様、金属線をスパイラル状に巻いた構造。フィラメントはトリエーテッド・タングステン。ベースは特殊5ピン型。年代:1924年


UX-222 (RCA)

米国ではGEのハルが4極管の研究、開発を進めたが、製品になったのはこのUX-122(1926年。直熱型)が最初だった。フィラメントはトリエーテッド・タングステン。年代:1926年


SP122 (シールドプレート)

傍熱型4極管の第1号として、1928年に小メーカーのシールドプレート社から発表された。翌1929年になって、やっとRCA/ラジオトロンから有名なUY-224が発表された。年代:1928年


D (オスラム)

1919年、英空軍用として作られた直熱3極管。検波用のソフト・バルブで、μを高くするため金網を丸めたグリッドを使用。砲弾状の外形で、フィラメント端子は上下端。特殊なソケットを要する。年代:1919年


BF (シーメンス)

BFは電話の中継増幅器用3極管として1920年から開発され、22年に製品化された。電極は横向きの同軸円筒形だが、マイクロフォニック・ノイズを減らすため?極めて精巧なガラス細工が特徴。フィラメントは酸化皮膜型。ベースは電話用のキー付き5ピン。年代:1922年


K (ショット)

1920年代の中頃、ドイツの小メーカーが作った特殊3極管。分厚い銅板を丸めたプレート、直線状の純タングステン・フィラメント。内部構造は特殊なステム、グリッド支持方法など大変ユニーク。管頂のキャップはフィラメントの片側(特殊な4ピン・ベースの一つに接続)。年代:1920年代中頃


P2(コッサー)

P2は1922年、ラジオ放送の開始による一般の需要に合せ、コッサー社が開発した奇抜な構造(特許逃れのため?)の受信用高真空型3極管の1つ。プレートは中世の騎士が用いた兜に似ているため「ティン・ハット」と呼ばれた。グリッドは多数のU字状のワイヤーをアーチ形に並べて成形してあり、純タングステンのフィラメントもアーチ状。年代:1922年


エクストラオーディオン(エコノミック・エレクトリック)

1922年、エコノミック・エレクトリック社が発表した汎用管。プレートはUの字を逆さにしたような金属板製、グリッドもそれを小さくしたようなワイヤーを多数並べて溶接した、極めて複雑な構造。フィラメントは直線状の純タングステン。年代:1922年


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