「UECコミュニケーションミュージアム」 に対する検索結果 : 292

情報所有館 : UECコミュニケーションミュージアム 

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モアヘッド

モアヘッド社は各種の標準型3極管を作っていたが、このサンプル(1917年頃の製品)はタイガーマンと同じ構造(ただし電極が1組のみ)の擬似3極管。これも検波用として実用になったか疑問。年代:1917年


ウィーガント・バルブ

ウィーガント社は擬似3極検波管を得意として作ったメーカー。このサンプル(1918年製)はタイガーマンやモアヘッドなどの仲間と同じ電極構成だが、制御電極がガラス・バルブ表面の細く絞った部分にメタライズされているため、高周波では僅かながら制御力がある?。年代:1918年


APソレノイド(モアヘッド)

1925年前後のモアヘッド社製で、ヘアピン状のフィラメントとワイヤーだけのプレートの外側に12回ほどソレノイド(コイル)状に巻いたワイヤーが制御電極(グリッド?)。一見リレーのように見える、擬似3極管の珍種。年代:1925年


V.24 プロトタイプ(マルコニー)

1916年、英国マルコニーのラウンド大佐が、高周波用として電極間静電容量を減らすため開発した超小型3極管。プロトタイプは細い円筒形バルブに同軸円筒状の電極を入れ、ソケットを用いず、各電極のリードを直接至近距離から引き出したもの。年代:1916年


V.24 量産型 (マルコニー)

プロトタイプをソケットに挿入できるよう改良したもの。フィラメントはともに純タングステンだが、後期の改良型(DEVなど)にはトリエーテッド・タングステンが用いられた。


A (シーメンス)

ドイツでは最初期の有線電話に用いられたリーベン管などのソフト・バルブの欠点を除くため、1914年頃から開発を進め、間もなく高真空型の3極管タイプAを誕生させた。グリッドは文字通り魚焼き網のような矩形で、その下に相似形のプレートが、反対側にアーチ状の純タングステン・フィラメントがある。ソケットは機器のパネルに押し込む形。年代:1914年


EVN171 (テレフンケン)

1916年頃、テレフンケンで開発された。タイプAと類似の構造だが、グリッド、プレートともに円盤状。フィラメントは純タングステン。特殊形状のベース・ピンを使用。年代:1916年


ラングミュアー・チューブ (GE)送信用真空管の元祖

送信管の研究を進めていたGEのラングミュアーが1912-13年頃試作した3極管のプロトタイプ。プレートに高電圧をかけられるよう真空度を極限まで上げるため、プレートを折り返したワイヤーで作って、その両端のリードを管外に引き出し、排気工程中に通電加熱して吸蔵ガスを排出させた。フィラメントは純タングステン。ベースなし。年代:1912年-1913年


204A/タイプS (WE)最初期の本格的大型送信管

1915年、パリと米国東海岸のアーリントン間の大西洋横断無線電話実験(世界初)の際、送信機の終段変調用として開発された3極管。プレートは幅5mmほどの金属リボンで、ラングミュアー・チューブと同様、その両端から外部にリードを引出し、通電加熱して吸蔵ガスを排出させた。フィラメントは酸化皮膜型。ベースはこの真空管にしか用いられなかった特大のUV型。年代:1915年


TF-HC-3F (マルコニー)最初期の英国製3極送信管

1913年頃、英マルコニーのラウンド大佐が開発した3極送信管。大きいガラス・バルブの内径一杯に円筒形のプレート(端子は管頂)を設け、その中に金網を巻いたグリッドと3組の独立した純タングステン・フィラメントを配置している。 年代:1913年頃


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