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情報所有館 : 佐賀県立九州陶磁文化館 

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染付 山水龍鶴文 六角植木鉢

鋭角的な六角形の植木鉢には、中国の南画風の山水文と吉祥文である鶴と龍を交互に描いている。蘭を愛でる「蘭鉢」として も使えそうな端正な造形である。内側に布目跡が残り、底部に三足がつく。(柴田夫妻コレクション9-189) :肥前・有田 / 1800~60年代


染付 楼閣山水人物文 菱形皿

内側面の四方の区画文の間に、唐花文を型打ち成形で陽刻した皿。こうした菱形皿は、17世紀後半にはロクロを使わない糸 切細工によって高台を貼り付けて作ることが多かったが、18世紀後半以降はロクロで高台を削り出して作るのがふつうとなる。(柴田夫妻コレクション 9-108) :肥前・有田 / 1740~60年代


染付 唐人文 軍配形小皿

土型を用いて成形した軍配形の皿。見込の絵文様は、文様を切り抜いた型紙を器面にのせ、その上から刷毛で呉須を刷り込む 「型紙摺りの技法」であらわす。口縁部周囲には銹釉を塗って、額縁のように絵文様を引き締める。高台外側面には雷文をめぐらす。(柴田夫妻コレクション 9-77) :肥前・有田 / 1700~40年代


色絵 竹形台付花生

台の上に、大小3本の竹と1本の竹の子をのせた意匠。型を用いて成形した花生。台は三方を如意頭形に切り欠いて、三脚に 作る。台の全面には小花、ハート繋ぎ、牡丹等をあらわし、赤、黄、緑、紫、金などの色絵で彩る。竹には瑠璃釉、青磁釉を施し、所々を金彩で彩る。(柴田夫 妻コレクション9-73) :肥前・有田 / 1690~1730年代


染付 龍宝珠透彫輪繋文 皿

透し彫りによる輪繋文様を周囲にめぐらす皿で、酒井田柿右衛門家に菓子鉢として注文された類似品の絵形が伝世している。 本資料は見込に龍文を描き、その周囲に雷文及び龍と宝珠文を組み合わせた文様を配し、外側は連続した梅文が描かれている。底部は18世紀後半以降一般的と なった「蛇の目凹形高台」で底垂れを防ぐため「チャツ」や「ハマ」で支えて焼成されたことがわかる。(柴田夫妻コレクション9-220) :肥前・有田 / 1820~60年代


染付 百合文 八角蓋物

藍地に白く浮かび上がる百合の花が、20世紀初頭のアールヌーボー・デザインのように斬新な蓋物だが、蓋の中央には「文 化年製(1804~18)」の染付銘がある。これは、藩の進物方を通じて、紀州徳川家より注文を受けた鉢に指示されて入れた銘と同じである。この作品の水 準の高さがわかる。(柴田夫妻コレクション9-193) :肥前・有田 / 文化年間(1804~18)


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