「佐賀県立九州陶磁文化館」 に対する検索結果 : 316

情報所有館 : 佐賀県立九州陶磁文化館 

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染付 菊花網代文 嗽碗

1774年、有田の辻喜平次は京都の朝廷より禁裏御用の陶家として「常陸(ひたち)大掾(だいじょう)」の官位を授かっ た。この嗽碗(うがいわん)はその頃の作品である。伝来し、幕末頃、皇族の中川宮朝彦親王旧蔵という箱書を持つ。(柴田夫妻コレクション8-534) :肥前・有田 / 1730~90年代


色絵狛犬

茶色の体に赤、青、黄の斑をあらわし、胸部は磁器の肌を活かし、白く表現している。胸部には、「肥前住井上□□衛門義忠  大神宮 御神前 元禄十三年 祥日」と朱漆で記される。阿吽一対の色絵の狛犬であり、佐賀市内の伊勢神社に奉納されていたものである。このように一対で 現存する狛犬像は大型のものではほかに例がない貴重なものであり、奉納者名および奉納年が記されている例としても極めて希少性の高い資料といえる。 :肥前・有田 / 1680~1700年代


象嵌耳付水指(三島手)

ゆるやかな瓢形をなし、くびれの部分に耳をつけている。表面に白土を埋め込む象嵌文様が帯状にほどこされている。象嵌の 文様には三角形の文様など珍しいものがみられ、個性的な魅力あふれる製品である。産地は出土陶片などから塩田町の大草野窯のものと考えられている。 :肥前 大草野窯 / 1610~30年代


線彫藁灰釉流瓶

肩部に力強い彫り文様を施し、まず灰釉をかけ、その上から黄色みを帯びた白濁色の藁灰釉をたっぷりと流しかけている。 彫った部分に藁灰釉がたまり、それによって、より彫り文様が強調されている。小代焼らしい野趣あふれる作である。 :肥後・小代窯 / 19世紀前半~中葉


染付 花唐草文 小皿

見込の釉が蛇ノ目状に剥ぎ取られ、その上に4つの砂目跡が残る。高台にも砂目跡が4つあり、この資料は重ねて焼成された ことがわかる。このように蛇ノ目釉剥ぎに砂目積みで焼成された磁器の皿は有田磁器草創期1610~30年代に生産された。この小皿は佐渡島に伝世したもの という。(柴田夫妻コレクション9-1) :肥前・有田 / 1610~30年代


色絵 牡丹文 皿

素地が柔らかい軟陶胎に色絵を施した皿。見込に青の色絵で伸びやかな牡丹の花を描き、花を赤の色絵で彩る。口縁部には緑 地に黒の輪郭線でびっしりと花弁を描き、八方に小花と如意頭文を交互に配して、紫の色絵で彩る。胴の二方に梅の小枝に止まる鳥を染付で描く。高台内には、 9-95「色絵布袋文変形皿」と同様の一羽の立鷺を描く。(柴田夫妻コレクション9-98) :肥前・有田 / 1720~50年代


染付 力士牡丹唐草文 大皿

力士文様の珍しい大皿。そばに「梶ヶ濱(かじがはま)」の四股名(しこな)が記されている。「梶ヶ濱」は、梶ヶ濱力右エ 門のこと。寛政2年から寛政6年(1790~1796)の通算4場所の成績しか記録に残しておらず、最高位も前頭4枚目であったが、時の名力士、雷電(ら いでん)に本場所での初黒星をつけたことで知られている。(柴田夫妻コレクション9-129) :肥前・有田 / 1770~1800年代


色絵 松竹梅鶴文 輪花大皿

緻密な地文、窓絵の瑞雲文と鶴を配した見込の古伊万里風の意匠の輪花形大皿の裏には、染付で「文化年製 (1804~18)」、「今泉平兵衛」の銘が記されている。藩窯の上絵付けを命じられた赤絵町の今泉家、7代平兵衛(天保14年没 1843)の手になる 作である。(柴田夫妻コレクション9-192) :肥前・有田 /文化年間( 1804~18)


染付 稲束鶴文 蓋付碗

天明(1781~89)頃に現れた独特の器形の碗。「広東形」と呼ぶが、18世紀の中国磁器の影響を受けた碗形であり、 出荷港に因み広東焼と呼ばれたための名称。用途的には飯用碗であり、茶漬茶碗といわれ、19世紀前半にかけて盛んに作られた。(柴田夫妻コレクション 9-154) :肥前 / 1780~1820年代


染付 瓜文 盃洗

高台内に染付で「文政年製(1818~30)」と記された盃洗である。見込に勢いよく描かれた瓜を、器に納めておくため か、口部を幾分内抱えに作る。瓜の葉には写実的な鈴虫が描かれているのも珍しい。(柴田夫妻コレクション9-206) :肥前・有田 / 1818~30年代


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