「佐賀県立九州陶磁文化館」 に対する検索結果 : 316

情報所有館 : 佐賀県立九州陶磁文化館 

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色絵 琴唐人欄干山水文 輪花大皿

赤、緑、金、黄、青などで琴を弾く人物や花唐草文が描かれる。これらの上絵具は、18世紀末頃に中国清朝磁器の影響を受 けて用いられるようになった新しい絵具であり、この時代の中国磁器の影響を示す作品といえる。(柴田夫妻コレクション8-314) :肥前・有田 / 1790~1830年代


染付 鷺草花文 手付角皿

陶板を寄せ合わせて角皿を作り、海老を意匠した把手をさし渡している。見込には牡丹花や草の間を群れ遊ぶ4羽の鷺を白抜 きであらわす。背景は濃(だ)み筆の塗り跡を残しながら、青く塗りこめる。(柴田夫妻コレクション8-427) :肥前・有田 / 1800~40年代


褐釉耳付水指 銘「柴の庵」

「柴の庵」の銘をもつ水指の名品である。鉄分の多い黒褐色を呈する土を用い叩き成形で作られている。全体に薄くかかる木 灰釉が熔けきっていないのかマット状の質感をもち、そのせいか光沢がおさえられ、渋みと存在感のある製品となっている。底部は逆L字の凸部分があり、これ は、敷板に刻まれた彫り文様が底部に写し出されたものである。伊万里市甕屋の谷窯の製品と考えられ、ほかに同類の水指「福の神」(唐津市重要文化財)が存 在することが知られる。 :肥前 松浦系 / 1590~1610年代


象嵌明和・喜楽銘茶碗

本作には「明和二酉(1765)肥州八代喜楽九十四歳製」の銘が象嵌であらわされており、製作年代と製作者が判明する稀 有の資料である。喜楽とは、八代系の平山窯で活躍した三代渡辺太郎介の号であり、白土象嵌の技法を完成させた人物とされる。 :肥後・八代窯 平山窯 喜楽 / 明和二年(1765)


呉須絵竹虎文水指

水指の形自体が竹をあらわし、さらに文様で竹梅と虎をあらわす。竹と梅が呉須で描かれ、その発色は淡くにじみ、まるで水 墨画のようである。虎は貼り付け陽刻で表現され、竹林から踊り出るような勢いを感じさせる。高台の作りなどそれまでの唐津焼とは異なり、京焼を意識して作 られた、いわゆる京焼風陶器と呼ばれる肥前産の製品である。 :肥前 唐津系 / 1660~90年代


染付松文皿

口縁は平縁で、そこに唐草文をめぐらしている。器の見込はやや深めであり、見込にすっきりと松の木および梅文が描かれて いる。その右に「香□洗□并参佰参拾壹瓶壹□ 單宗」の字句が記されている。有田の天神森窯で同様の字句が入った陶片が出土しており、この製品も同じ窯の 作と考えられている。 :肥前・有田 天神森7号窯 / 1610~40年代


色絵葡萄栗鼠文瓢形瓶(五彩手)

肥前の色絵は1640年代に始まったが、1650年代には上質で色数の多い五彩手の製品が作られるようになる。本作はご く白い上手の素地に、赤、黄、緑、青などの色絵具で葡萄栗鼠の文様を描いている。それぞれの色の発色は初期の色絵らしくそれぞれ濃厚でやや暗い。同様の瓢 形瓶は白磁や仁清手の色絵をほどこした例が知られるが、本作は形と文様の配置も巧みな優品である。 :肥前・有田 / 1650年代


色絵 松唐人文 輪花大皿

口縁部を18弁の波縁形に作った大皿。見込には松下の崖に座して釣をする唐人が赤、黄、緑の色絵で描かれている。周囲の 四方には木瓜形の窓を設け、松、梅、椿などの花文が色絵で描かれている。またそれらの間には、色絵で三つ葉の花を描いた丸文を配している。背景の地文は染 付で青海波、七宝繋ぎ、毘沙門亀甲、そして四方襷で埋め、周囲は白抜きの唐草文を廻らす。外面の中ほどには四方襷の帯が描かれ、染付と色絵で彩られてい る。高台内に染付銘「福」。初期色絵の大作である。(柴田夫妻コレクション7-68) :肥前・有田 / 1640~50年代


青磁 貝文 貝形皿

この青磁の貝形皿が収納されていた箱には「青磁□□皿 廿」と側面に記され、底面には「享保四年 亥極月三日 茶屋 □□」とあります。そこから、この製品が享保四年(1719年)頃に製作され、使われていたことがわかります。このように、年号の記された箱をともなって 伝わっている貴重な資料もあります。(柴田夫妻コレクション8-177) :肥前・有田 / 1700~20年代


染付 山水花卉文 輪花大皿

一風変わった口作りをした大皿。口縁部の三方を稜花形に作り、その間を弧状に切り欠いている。見込には山水楼閣をあらわ し、周囲四方に如意頭状の窓を設け、そこに簡略な花弁文を描いている。背景はびっしりと七宝繋ぎ文を描き、呉須を塗り込めている。外周は二方に蔓草を配し ている。高台内ハリ目跡1個。17世紀中頃の力強い染付作品の優品である。(柴田夫妻コレクション7-130) :肥前・有田 / 1655~60年代


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