「紙の博物館」 に対する検索結果 : 30件
情報所有館 : 紙の博物館
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径1500×長さ6000mm。横型蒸煮釜で、木綿などの「ぼろ」を薬品で煮てパルプをつくる装置。特種製紙岐阜工場で昭和40年(1965)まで使用されていた。木綿の「ぼろ」は明治初期に機械すき紙(洋紙)の製造が始まった頃の主原料であったが、生産量が増えると「ぼろ」の集荷だけでは原料が足らず、稲ワラへと代わり、明治40年前後から木材パルプが主原料となった。この型の蒸煮釜は現在では使用されていない。
2700×3880×2900mm。王子製紙苫小牧工場で大正6年(1917)から昭和33年(1958)まで使用されたもの。木材を回転している砥石に押し付けて摺りおろし、砕木パルプ(GP)をつくる装置。この形式はわが国では明治23年(1890)から使われ始めたが、現在は使われていない。 年代:1917
ガデリウス製。縮尺1/25。670×1400×1670mm。昭和49年に旧本州製紙釧路工場の第3号、第4号として設置されたカミヤ式連続蒸解釜の模型で、工事用として製作されたもの。原料の木材チップを送入して蒸解し、パルプを連続的に製造する装置で、現在世界のパルプ製造設備の主流である。 年代:1974
1000×1000×425mm。ビーター(叩解機)によって、繊維を叩いて柔軟性などを良くすることで強い紙ができる。この資料は実用に供された最も小型のもので、十條製紙十条工場で昭和28年(1953)頃まで用いられていた。現在は同じ目的にはリファイナーが使用されている。
ゼネラル機工製。径800×厚さ70mm。回転するディスク(円盤)の上にボルトで取りつけて、相対するディスク・プレート(固定式と回転式の両方あり)との隙間で木材チップを摺りつぶして、リファイナーグラウンドパルプ(RGP)またはサーモメカニカルパルプ(TMP)を製造するのに使用する。
旧旭鉄工所製。縮尺1/2。700×1110×770mm。フランスのルイ・ロベールが1798年に発明した世界で初めての連続抄紙機の模型。連続回転している銅製の簾(すだれ)にたらいの中の紙料を羽根車でふりかけて湿紙を作って巻き取る装置で、乾燥は別に行う。 年代:1955
三菱重工業製。縮尺1/30 360×3520×250mm。旧十條製紙釧路工場6号機として昭和35年に設置された当時の最新鋭抄紙機で、ワイヤー幅6960mm、抄速760m/分、生産能力8055t/月の模型。 年代:1960
杉浦鉄工所製。縮尺約1/10。600×1060×750mm。円網ヤンキー式抄紙機は円筒型のワイヤーパート(円網)と直径の大きなヤンキードライヤー1本から構成されており、ちり紙や障子紙を小規模に製造するのに適している。この資料は、実物と同じ構造の精巧な模型で、形式は一般的なもの。 年代:1952
450×2560×370mm。原料の流れがわかるようにヘッドボックスの横板に透明なプラスチック板を用い、抄紙の機構が理解できるように作られた模型。モーター3個と回転数計が付属している。
Union Machine社製(アメリカ)。径914×軸長450mm。抄紙機の円筒形のドライヤーの円盤部分(太鼓面)である。これは、明治23年(1890)旧王子製紙王子工場の第2号抄紙機として稼動し、更に昭和24年に旧山陽パルプ岩国工場の第1号機として再稼動した抄紙機のもの。昭和53年(1978)の運転休止・廃棄に伴い当館に寄贈された。 年代:1887
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