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情報所有館 : 北海道博物館
鍬先に窓を穿った鍬で、鉄部分が少ないので重量が軽く、水や土の抵抗も減り、土が付きにくい特徴がある。これは刃先が唐鍬に似た形の窓鍬で、刃床部の長さ22cm、幅18cm。木古内町で収集。
風呂鍬は刃床部が風呂と呼ばれる木製の台と鉄製の刃からなり、風呂に柄つぼがある。道外では各地方の土質に合わせて形態の異なる多様な鍬が発達し、北海道にも各地の特徴ある鍬がもたらされた。本資料は柄と風呂を1本の自然木を利用し作った鍬。
鰊締粕製造用の圧搾機。煮熟した鰊を胴に汲み取り、テコやキリンによる圧力で上部から加圧した。一般の角胴に比べ小型で、運搬用の担い棒付き。
和船の推進具。順風には速力を増したが、無風、漁労作業には櫓櫂を操作した。逆風にはマギリと称しジグザグに航路を取った。材料は雲斎織りのほか古くは莚も用いられた。
保津船のトモ側の舷側板。ハネカジとも称したトモの外板には、唐草、牡丹に唐獅子、鯉、亀、蕪などが彫刻され、彩色された。クロコベリ、化粧板とも云う。
三半船、保津船の櫂の支点に使われた櫂引き縄。トモ側左舷の櫂尻に通して、全長5~6メートルのトモ櫂に使われた。ほかに櫂を保持する支え綱ともなった。
ニシン潰し作業で、潰し手の前に堆積したニシンを手前に引き寄せる用具。握り手に付いたカギは天然の曲がり木を利用。屋号(ヤマト)の焼印。
鰊締粕製造で使用した圧搾機の一部で、ろくろを受ける座板。てこの利用による圧搾では、圧搾機の上部に横木を渡し、綱を渡してろくろで締めた。
鰊建網漁などで綱の接続部分に用いられた木製品。綱は楕円形の外形に廻して固定され、他方の結び縄は穴を通して結束された。
発動機船で海水を汲み取りデッキなどを清掃するのに用いた桶。吊り縄は手縄の中心に結ばれ、左右に振って汲み入れた。真鍮のタガ付き。