「北海道博物館」 に対する検索結果 : 1726件
情報所有館 : 北海道博物館
米麦や豆類など穀類や馬鈴薯を包装する俵は農閑期などに製作することが多く、米麦の俵装は規格が定められていた。両脚が支える横木4カ所に溝を切り縦縄を掛け、コマを入替えて藁を縦縄の間に通し編む。深川市で収集。
明治初期にプラウなどと共に輸入された代表的畜力農具で、爪を換えると中耕除草や培土、畝切りなどに使用できる。木製ハンドル、3本の木製桁に除草爪とカスベ型の刃がつく。深川市藤見機械製作所の製造。同市で収集。
ニシン、イワシなどの締粕製造に使われた鉄釜。およそ千尾のニシンを入れて煮沸した後、圧搾機でしぼられた。
ニシン締粕製造で大まかに切断された粕塊を、莚の上で細かく砕き、広げるのに用いた用具。コマザリ、マタブリとも云う。
鰊建網漁で枠網から大タモで汲船に汲み取られたニシンを、平均にならすのに使用された。アンバイ棒、ヤサカギなどと共に、汲船に用意されていた。
建網を海中に定置させたほか、沖掛かりする枠船の碇として用いた。マッケの大小、数は潮流の強弱、波浪の緩急によって異なった。ほかに大型の大マッケも使用された。
鰊建網の開口部に使用したアバ。前垂網の開閉はアバの中央の穴を通して張られた綱による。口にガラス瓶の口が利用されてる。口前あばと云う。
鰊漁場で船澗修理作業に使われた運搬具。玉石などが冬季の時化で前浜などに寄り、漁期前に浚渫作業が行われた。天秤棒を通して二人で肩がけして使用。
磯舟の推進具。鰊建網漁で沖と陸との連絡、網の敷設状況の確認などに使われた磯舟の櫂で、舷側に支柱を立てオール式に操作した。左右で1組。屋号(カクゴメ)の焼印。
鰊建網漁の沖揚げ作業で、大タモを汲船側に押し上げるのに使われた用具。先端のY型突起は、タモの網目に掛けられた。元、屋号(カクゴメ)の焼印。元は元場の意味。