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情報所有館 ： 北海道博物館 
粕建てなど俵装した製品を秤量するのに用いたかぎ。四本の木かぎは荷縄にかけ、横木中央の穴に棒秤のかぎ先が入れられた。タコとも云う。
鰊建網漁場で浮標、浮子に綱を通す穴など、木製品に空ける焼ききり。直径1.6センチほどあり、鰊建網漁場の用具に使用された。
鰊粕炊の釜場の炊口。竈は古くは丸石と粘土で造り、石で畳んでいたが、軟石積となり燃料口と灰汁抜きの二口からなる炊口に変わった。
サバサキリ包丁の収納箱。数の子、白子などを除去された鰊は、納屋場に数日風乾された後、サバサキリ包丁により身欠ニシンに裂かれた。３５本収納。
網目を修理する用具。網目を通す針のほか、糸巻きの機能を兼ねる。木製。屋号焼印。「茨木漁場」の墨書。自家製網針。
網目を修理する用具。網目を通す針のほか、糸巻きの機能を兼ねる。鰊建網の修理用で実子縄付き。木製。屋号の焼印付き。
網目を編むのに使う定規。断面は楕円形で薄い方を上側に網目に入れると網節が揃う。目板の周囲の長さが網目寸法になる。周囲11.5cm。
網目を編むのに使う定規。断面は楕円形で薄い方を上側に網目に入れると網節が揃う。目板の周囲の長さが網目寸法になる。周囲１１．５ｃｍ。
磯舟の車櫂の支点に用いた木製支柱。堅木が削られ舷側に立てられた。鰊建網漁では１ケ統に１～２隻の磯舟が使用され、各舟には２丁の櫂が使用された。
三半船、保津船などの排水具。汲み取り口の他は閉鎖された箱形で、底板は湾曲し、箱から水が流失しない形態になっている。上蓋に握り手付き。屋号（マルキ）の焼印。
