「電気の史料館(休館中)」 に対する検索結果 : 300

情報所有館 : 電気の史料館(休館中) 

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丸沼発電所(群馬県) ベルト駆動機械式調速機

・1939(昭和14)年から1995(平成7)年まで、丸沼発電所でペルトン水車の自動制御に使われていた東京電力最後のベルト駆動機械式調速機。調速機は水車の回転速度と出力を調整する装置で、回転速度の変化を検出して規定の回転速度になるよう自動的に水車への流量を制御する。ベルト駆動機械式調速機は、水車の回転軸からベルトで制御機構の遠心錘(スピーダー)に回転を伝え、速度調整を行う。低コストで構造が簡単だったので、中容量以下の水車に多く採用された。しかし回転軸の滑りやベルトのたわみの管理など保守に労力を要したため、1950年代に性能の優れた電気式調速機が開発されると、電気式が主流となっていった。 ・当史料は、最後のベルト駆動機械式の調速機として丸沼発電所(群馬支店沼田工務所)で昭和14年から平成7年10月まで使用されていた。ベルト駆動(機械式)は水車または発電 機軸にプーリを取付け、ベルトを介して遠心錘用プーリを駆動する方式で、構造が簡単で費用も廉価のため、中容量以下の水車に多く採用されたが、回転軸のすべりやベルトのたわみの管理など、保守に労力を要し、順次信頼性の高い電気式のものに代わっていった。調速機の種類には、発電機の回転速度の変化を機械的に検出する機械式調速機と周波数変化として電気的に検出する電気式調速機があるが、この史料の調速機は、水車軸とをベルトで繋ぎ、機械式の速度検出装置が備えられたベルト駆動機械式調速機である。 調速機は、当初、機械式調速機として開発され多く用いられていたが、即応性、安定性などの点で性能が優れている電気式調速機に移り変わっていった。


送電鉄塔番号札 東京電燈 (野中 No.15)

送電鉄塔一般用番号札 野中旧線 鉄塔用番号札、鉄塔、東京電灯時代


川中発電所(群馬県) ベルト駆動式回転計

水車の回転数の監視用計器。 ガバナ又は小水車の回転数を監視. ドライビングプーリー180㎜ タコメータープーリー120㎜ パテントNo.75964 番号14490 測定範囲:100~500回転/分 タコメーター、回転、水車、技術史


送電鉄塔番号札 東京電燈 (野中 No.37)

送電鉄塔一般用番号札 野中旧線 鉄塔用番号札、鉄塔、東京電灯時代


検電器

・2000~5500V ・検電器、電気回路、電圧、電流、プラスチック ・高圧機器、電路の充電の有無を確認するための機器。 充電体に接近または接触させると、人体を通した微少な電流によりネオンを発光させ検知を行う。


終戦直後の電熱器

・1945(昭和20)年頃 ・電熱、家庭電化、電熱器、昭和初期、コンロ


昇柱器

・両足に装着して足場釘を施設していない木柱を昇降する工具 ・木柱昇降用 ・昇柱器、柱上作業、木柱、架線工具、架線工事


低圧ピン碍子

・腕木に取り付け、低圧電線を支持するとともに絶縁を確保する。 ・低圧用 ・白色 ・碍子、ピン碍子


送電鉄塔番号札 東力 (有間川線 No.94)

名栗水電系の発電所からの送電線(有間川線)の支持物(木柱)の銘板。 「東京電力 有間川線 九四 昭4.12.12M」の文字が表示されている。 設置年代は不明


誘導型限時過電流継電器

・宮ケ瀬発電所(神奈川県)に1959年頃設置された誘導円盤型継電器。製作当初のもので歴史的な価値がある。 ・定格:5A / 50Hz ・定格CONT、製番31445243 ・継電器、リレー、日立、保護装置 ・短絡および地絡事故等により既定値以上の電流(過電流)が流れた場合、それを検出し遮断器等に動作信号を伝えるための装置。過電流継電器の内部には、変流器(CT)から送られてくる電流が既定値以上になった場合に閉じる接点と、その接点が閉じたときに流れる電流により電磁力を発生させるための2つのコイルがある。さらに、そのコイルにより回転する金属製の円盤が組み込まれ、この円盤の軸には、回転に従い可動する接点が設けられている。過電流継電器は、遮断器等に信号を伝えるため、故障電流を誤りなく検出し、不動作や誤動作をしないことが重要である。そのためには、過電流が規定時間のあいだ継続して流れていることを検出できる仕組みが必要となる。過電流継電器は、過電流を検出するとまず内部の接点を閉じ、コイルにより金属円盤を一定速度で回転させるが、円盤はある角度まで回ったところで回転軸に取り付けられている可動接点が閉じるようになっている。しかし、可動接点が閉じる前に、過電流が無くなると円盤はばねの復元力で元の位置に戻るため、規定時間のあいだ継続して過電流が流れないと、可動接点は閉じることはない。これにより、故障電流を正確に検出することができる。このように、継電器を規定の時間後に動作させる仕組みにはいくつかの種類があるが、この史料は、2つのコイルによる磁界とその作用で流れる円盤上の電流とによる回転トルクを用いる誘導円板形継電器である。また、この継電器には、内部に動作電流整定板のタップがあり、タップを動かすと動作する過電流の値を変えることができ、また、タイムレバーと呼ばれる動作時限(事故を検出してから遮断器に信号を与えるまでの時間)の長さを設定するための目盛付きのレバーもある。1959年、日立製作所製造のIO形C式の誘導型限時過電流継電器である。


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