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情報所有館 : 東北大学総合学術博物館
ステンレス板を打ちぬき,数回に分けてプレスして製造し熱処理して製造した.
金属材料(鉄刀.銅鏡)を模造した神前奉納用石製品.日本の古墳時代祭祀遺跡から多数発見されており,特に福島・宮城・岩手3県のものは東北開拓の進捗と関係ありとされている. 仙台市南小泉遺跡は北限に近く,"仙台市史"はじめ多くの文献のある資料群の一つ。
明治時代にタタラの技術革新でさまざまな新型の砂鉄製錬が実験された中の一つ,角炉で使用した煉瓦.いずれも採算性が悪く,たたらと共に大正初期には消滅してしまう.
アルミニウムやズズ合金のチューブ製造工程標本.創建時に,協賛団体でもなく当館からの寄贈願いも出ていないのに送付してきたので,参考資料として収蔵,展示せず.070の印刷原版も同じ,追加送付の154も一括
金属を切削するには焼入れした炭素鋼が古くから使われたが,高速で切削すると摩擦熱で焼きが戻ってしまい,長時間かけてゆっくり研磨していた. 鉄とタングステンの合金は熱処理しなくとも硬く,高温で研削しても焼きが戻らない.高速度鋼(Highspeed steel)として実用化され,切削工具全体に大きな影響があった.この資料はほとんどが高速度鋼で作られている.
現代の代表的釣針756種をパネル装にしたもの.株式会社「がまかつ」の藤井繁克社長より寄贈された.同社は釣針用特殊鋼を使用しメーカー直販で成長した企業.追加により資料数が増加している.同一ケースの「釣針製造工程」は0153として別資料なので注意.
日本の代表的輸出品として知られていた軸受類の標本.ボールの品質改良と浸炭熱処理技術の発展で,貿易摩擦第1号といわれる低価格高品質の製品を輸出した.回転軸と負荷の方向が平行か(クレーンの回天軸など)直角か(自転車や自動車のベアリングなど)でラジアルとスラストに分類される.
希土類元素は発見された時「地殻の中に稀な元素」としてrareearthと命名されたが,化学工業や合金元素として多用されるようになった.これは酸化希土としては世界最高純度の物.大阪万国博覧会の記念タイムカプセルにも入っている.
原子炉材料は放射線を浴びても照射効果で脆くならず,しかも耐熱・耐蝕性と高強度が要求される.ジルコニウムは上記の条件を満たし,なお中性子を吸収しにくい金属材料で,沸騰水・加圧水型原子炉の炉心材料として大量に使用されている.
押出チューブ関連資料.収蔵の経緯は064参照.