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情報所有館 : 東北大学総合学術博物館 

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フイゴ羽口

宮城県柴田郡村田町梨木沢製鉄遺跡で採集.粘土に砂を混ぜて焼いた送風管で,「ふいご(鞴)の羽口(はぐち)」という.この付近は古代から近世の製鉄遺跡が多い.


蹄鉄

西欧や中国には古くから馬に蹄鉄をつけたが,日本は伝統的に馬ワラジで,蹄鉄は幕末から,一般に普及したのは近代騎兵隊が編成された明治以後である.馬の多い村には野鍛冶のほかに蹄鉄鍛冶があった.普通蹄鉄、氷上刻鉄、氷上蹄鉄,競走馬用ジュラルミン蹄鉄. 氷上鉄はアイゼンのついた凍結道路用,ジュラルミンは競走馬に出走直前につけるもの.


炭火アイロン

炭火を入れて加熱するアイロン,明治維新前後から電気アイロンの普及する戦後まで使用された.煙突が正面向の物と煙突が回転できるもの 各1.


土蔵の鉄鍵

典型的な土蔵などの鍵.カギ穴からこの鍵を入れて扉裏側の「かんぬき」の落としを上げて開くもの


鉄火ばし

茶道の風炉などで使う火箸.薄い鉄板を巻貼りにしたもの 合わせ目に黄銅(真鍮)を流してある.仙台山屋敷の製品か


棹はかり

医学.舎密学(せいみがく・化学)で使われた精密はかり.これは昭和初期の,多分医者の使っていた秤・江戸時代の鉱山で「霊天狗」といわれていた棹秤はこれをさすという.錘は別のものの転用か.錘入れに入らない.


塔寺手取 鉄瓶

注口のついた釜,いわゆる「手取釜」.地方の鋳物師による白銑鋳物で白磨き(鋳型砂を落すと白色に輝いて錆が来ない)になっている.会津坂下町の塔寺で作られていたものらしい.


鉄なべ

 典型的な鉄鋳物鍋.全国で作られたもので産地は不明.仙台北目町の鋳物屋で製作された可能性もある.白銑で鋳型砂を落したままでも錆びない「白磨き」であったようだが今は内面に赤錆が吹いている.


前挽鋸

板を作る前曳鋸.資料003同様板を作る鋸で,江戸時代の木工技術に大きな影響を与えた.歯は1枚づつ焼きを入れ,目立てを繰り返すと磨耗して焼き直しが必要だった.これは下り物の江州でなく中屋作とある.1993年にその「歯焼」の復元操業に使用した。


延沢銀山の銀鉱石

山形県銀山温泉の廃鉱ズリ山から採集 灰色の部分が富鉱,石英が見える. 「銀山」とは尾花沢の延沢銀山のことで安土桃山時代に採掘がはじまり,山中を穴だらけにして元禄ごろには掘り尽くした.現在は温泉街.東北を代表する安土桃山から江戸初期の銀山.


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