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情報所有館 : 東北大学総合学術博物館
タタラの鉄,輸入洋鉄などを含む.現在たたら製鉄と近代製鉄の調査は進んでいるが,輸入各種鉄やたたらの流通ルート以外の古い鉄の研究はまだ進んでいない.
岩手県釜石市周辺の鉄鉱石.大同工業大学横井時秀名誉教授の採集した餅鉄と砂鉄.
仙台鋸の製造用具の一部と目立て道具.歯の擦り切れた鋸刃をはさみ板に楔で止め,ヤスリで目立てし,アセリ(歯を左右に傾ける)をつけ,必用な場合は空打ちをして再生する. 仙台鋸製造最後の一人,故渡辺保蔵氏の道具.
福島県相馬市吉田瓦工業で最後まで作られていた鍛冶屋のフイゴ羽口.相馬の蛙目(がいろめ)粘土を使い,北は水沢から南は関東地方まで販売していたという「相馬の羽口」.425参照
福島県相馬市で最後まで作られていた鉱石検査用の小形坩堝,郡山市高玉鉱山,栃木県足尾,宮城県細倉,秋田県小坂,尾去沢鉱山などに納入していた
福島県伊達郡梁川町の遠藤鍛冶屋で作られた「信夫鍬」全国でも巾が広い特殊な鍬として知られている. 当時梁川町史編纂室の松浦丹次郎氏より遠藤鍛冶店寄贈として送られてきたもの
火縄銃の点火用火薬入れ.左右のピンを抜くと大きなフタが開き火縄銃の火皿に「口火薬(細粒)」を入れる.銃の火皿に小さなフタから火薬を落し込む,フタは紐が貫通しており,手を放すと閉じる
火縄銃発射用の荒挽きの火薬を入れる容器.亀の甲羅の開口部を刀装用の鮫皮でふさぎ漆を塗ってある.口は黄銅(真鍮)の薬莢を再利用.根付は鹿の角断面.火縄銃は明治末期まで狩猟に使用されていたのでそのころまで使用されていたものか.
火縄銃に付属する弾丸の鋳型.手作りの兵器なので弾丸の直径にも誤差があり,銃それぞれに専用の玉型があったという.
鍛鉄の柄杓に長い柄がつき木柄にさし込んである.火縄銃の弾丸鋳造用の鉛を溶かしたもの.小規模にはこれを直接炉に乗せて溶かすが,戦場では鉛鍋からこれで汲んで鋳造したという・