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情報所有館 : 東北大学総合学術博物館
時計材料は鋼,黄銅を中心に最近では新材料も使用される.特に熱膨張率の低いコバルト合金の使用により気温の変化による狂いがなくなった. 快削合金は自動精密研削にかけた時削り粉が粉末になり,らせん状の削り屑による機械の故障を防ぐ. 1978年2月28日の地震で上の黄銅棒が転がり落ち下の部品を破損した.3月22日修復.固定.そのため同年6月12日の宮城県沖大地震は無事であった.
日本刀は軟らかい芯鉄を硬い高炭素鋼の皮鉄で包んで作る.皮鉄は原料になるたたら製鉄の高炭素鋼の玉鋼,古釘などを浸炭して作る卸し鉄などを破砕して梃子の上に積み上げ,数十回加熱と折り返し鍛造をして均質な鋼鉄を作る.それに庖丁鉄の芯を皮鉄で包んで打ち伸ばす工程,熱処理をする際刀身を包む耐火粘土の塗り方(土置き)までを示す.
銅合金の追加資料.銅は熱伝導率が大きいのでパイプ類は熱交換機や冷暖房に使用.含油軸受は粉末冶金で作る多孔質の軸受で潤滑油をしみ込ませて使う.ケルメットは日本で発達した軸受合金.
仏教で読経の調子を取るのに打ち鳴らす楽器.磬架に下げて鳴らす.正倉院にもあり,奈良時代から現代まで使われている.
青銅の柄鏡.江戸時代."元 藤原光長"とある銘の「元」は"天下一"の隠し文字.錫メッキがはがれて鋳造の時にできた空間「巣」に銅を後から叩き込んで詰めている「赤玉」という技法が見える。
アーモンド型の目をした菩薩頭。青銅鋳造品.「骨董屋はチベット仏と言うが東南アジアの上座部仏教の物では 」(寄贈者)という.
片手鍋形の中国の 「火のし」,炭火を入れて布にアイロンがけをするのに用いる.
騎乗用の鐙(あぶみ).鞍に取りつけるが,操馬用は左右に,乗る時の足がかりの場合は片側だけに装着する.輪鐙の形式で日本のものとは違う.
鉄瓶,ただし南部ものではなく京都あたりの品か.この種の鉄瓶は熱処理で一種の可鍛鋳鉄にし,タガネ加工などをしている物もある.
ドイツの鉄滓,南ドイツのIngolstadt市付近にあるゲルマン人の大集落から出土.赤鉄鉱を低温製錬した滓.ミュンヘンのドイツ科学博物館にここのシャフト炉の復元実験に基づく模型があるので有名,