(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
西濃鉄道ワフ21000形21120号 2トン積有蓋緩急車 |
資料番号 : 902990410016 |
所在等 |
貨物鉄道博物館 |
所在地 |
三重県いなべ市 |
製作(製造)年 |
1934 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
鉄道省大宮工場 |
調査機関団体 |
平成20年度荒井主任調査員調査分 |
特徴 |
昭和9年に鉄道省大宮工場が製作した2トン積有蓋緩急車。我国初の鋼製有蓋緩急車で、片隅にある貨物室は鮮魚や貴重品など特別の取扱いを要する小口貨物用であり、本質的には車掌車であることから、我国近代的車掌車の原型を確立したことで意義ある形式。その後は居住性に優れたワフとして活躍し、ヨンサントウ改正では走り装置の2段リンク式への改造を受けた。昭和52年に西濃鉄道に払下げられ、同社では貨物列車の推進運転用緩急車として使用された。デッキの汽笛と貨物室内の空気溜は、これに用いるため同社で装備したものである。平成14年3月に廃車となり、貨物鉄道博物館に寄贈いただいた。〈寄贈:西濃鉄道(株)〉 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2008/12/29 |
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