旧ユーゴスラビア バイナ・バスタ発電所の世界で初めて 揚程(621m)が600mを超えた高落差ポンプ水車

資料番号 : 901390200042
所在等 株式会社 東芝 京浜事業所
所在地 神奈川県横浜市鶴見区
製作(製造)年 1982
種類 設計図・文献、写真、その他
製作者(社)等 株式会社 東芝
調査機関団体 平成18年度田中主任調査員調査分
特徴 1973年、最高揚程621.3mというバイナ・バスタ発電所が旧ユーゴスラビアで計画された。本計画に用いるポンプ水車は、当時建設中の世界最高揚程の太平発電所用ポンプ水車より高速(400r/min→429r/min)、高揚程(545m→621m)、大容量(256MW→315MW)であったが、太平発電所の経験を活かし、東芝が主機全2台を受注した。 この発電所は、計画段階で、水路系の形状により特異な水撃干渉波が発生することがわかり、これは従来知られていなかった現象で、1980年の国際水理学会(IAHR)でこの問題について論文を発表し、注目を集めた。このポンプ水車は1982年に全く問題なく営業運転に入り、その後、1994年にブルガリアのチャイラ(Chaira)発電所のポンプ水車が運転に入るまで12年間、世界最高揚程機の地位を保った。
資料公開状況 非公開
調査票記入日 2006/11/28
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