朝鮮(現、北朝鮮)水豊発電所の当時世界最大容量(10万5千kW)の フランシス水車

資料番号 : 901390200038
所在等 株式会社 東芝 京浜事業所
所在地 神奈川県横浜市鶴見区
製作(製造)年 1938~1944
種類 設計図・文献、写真
製作者(社)等 電業社原動機製造所(現 東芝水車部門の前身)
調査機関団体 平成18年度田中主任調査員調査分
特徴 1938(昭和13)年初頭、この大容量水車の引合いが朝鮮・満州鴨緑江水力発電株式会社から公表された。水豊ダムは堤長950m、高さ100m、貯水面積は琵琶湖の2分の1という巨大なものである。水車はフランシス水車7台で、落差82mで出力105,000kWという当時世界最大のものである。当時、世界最大容量機は米国ボルダーダム発電所の85,000kWであり、これを遥かに凌駕するものである。激しい国際競争の結果、同年3月に電業社(現 東芝)が全7台を受注した。 この水車製造により、電業社は世界の同業他社を瞠目させると共に、わが国の電機業界から初めて世界記録品を送り出したという意味で、わが国の電機工業史上不朽の記録を残した。これに対し1942年1月に朝日新聞社から朝日文化章を授与された。国交の無い北朝鮮にあるため詳細は不明であるが、実機は現在も同国の主要電源として稼動していると思われる。資料として、仕様書、設計図、文献、写真などが保存されている。
資料公開状況 非公開
調査票記入日 2006/11/24
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