アンモニア合成装置(東工試法) 臨時窒素研究所

資料番号 : 103210361025
所在等 独立行政法人 産業技術総合研究所 つくばセンター 
所在地 茨城県つくば市
製作(製造)年 1925
種類 試作品
製作者(社)等
調査機関団体 独立行政法人 産業技術総合研究所
特徴 この東工試式アンモニア合成法に関する幾多の特許は、昭和肥料(現在の昭和電工)により企業化されたが、当時の外国技術導入の盛んな中で、国内技術の採用は企業として勇気ある決断であったといえよう。同社は、昭和6年日産120トンのアンモニア製造に成功したが、プラントに用いられた装置は、リンデ式窒素製造装置以外は、すべて国産で、臨時窒素研究所で使用した小型装置を参考にして日立製作所(水電解槽)、神戸製作所、石川島造船所(コンプレッサー、循環ポンプ等)などで製作された。しかし、これらの装置の製作については、当時の我が国においては、頼るべき文献としてまとまったものがあるわけでもなく、現在であれば、簡単に入手できる高圧バルブ接手などの小部品まで、町工場と読んでもよい小規模な鉄工場に依頼し、試作を繰り返すといった大変な苦労の末、製作に成功した。
資料公開状況 公開
調査票記入日 2002/10/21
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