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情報所有館 : 開拓記念館(帯広) 

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開拓記念館外観

大正8年建築、昭和11年移築し、昭和63年まで使用されていた旧開拓農家(富山県から入植)の住宅を中札内村の開拓の歴史を後世に伝えるために道の駅なかさつないに移築・復元したもの。富山県の上層農家に見られる「ワクノウチ造り」と呼ばれる建築様式である。豪雪地帯の住宅ならではの工夫として、雨戸に設けられた明り取りの為の窓ガラス(冬季は防寒防雪対策で雨戸を閉めたままになるため)、征葺き屋根(現在は違う素材)などがある。


吹き抜け天井・井桁造り

住宅は富山県など北陸の豪雪地帯によくみられる伝統的な建築様式ワクノウチ(井桁)造りである。ワクノウチ造りの特徴として、茶の間を中心とした間取り、茶の間・広間は天井を張らず吹き抜けでまぐさと鴨居が一体の平物と大黒柱、四隅の柱が中心となり、セイロ組で頑丈に組み立てる構造。この造りにより冬季、屋根に積もった雪の重みにも耐えることができる。


座敷・奥座敷

座敷・奥座敷の装飾はその家の財力を表します。こちらの住宅には仏間や書院造りの床の間を設け、部屋と部屋の境の壁には明り取りの欄間や釘隠も施されていることから、かなり裕福だったことが伺えます。


糸巻き

寄贈品。大正~昭和初期まで使われていた糸巻き。


防寒着など

寄贈品。大正~昭和初期まで使われていた様々な生活用品も展示している。


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