「マルキン醤油記念館」 に対する検索結果 : 6

情報所有館 : マルキン醤油記念館 

(1-6/6)

唐箕(とうみ)

【小麦をよりわける「唐箕」】唐箕は、いまでいう精選機のことです。むかし、農家では収穫されたお米や小麦などの穀物の粒をわけたり、ゴミを取り除くために使われていました。醤油づくりでも、良い小麦だけをよりわけるために使われていました。


甑(こしき)

【大豆を蒸す釜「甑」】大豆を蒸すことを豆蒸しといいます。豆蒸しは、高さ1mもある甑に大豆を入れ、お湯の入った釜の上にのせます。甑は、釜の湯の蒸気が下の穴から入り、大豆を蒸しながら上ぶたのすきまからぬけるしくみになっています。


焙烙(ほうろく)

【小麦を炒る大鍋「焙烙」】焙烙は、小麦を炒るための大きな鍋です。火をたく竈戸は土やレンガでつくられていました。鍋の部分は小麦を焦がさないようにかきまぜるため、ふちが浅くなっています。焙烙で炒った小麦は、石臼で割られます。


麹室

【麹をつくる「麹室」】麹室は、大豆、小麦、種麹を混ぜ合わせたものを寝かせ、麹をつくるところです。室内は温度や湿度を自由に調整でき、麹菌が育ちやすいように工夫されています。麹は約3日間かかって出来上がります。


大桶

【麹と食塩水を入れもろみをつくる「大桶」】麹室でできた麹と食塩水を大桶に仕込みます。もろみは倉人たちに育まれ、1年かかって熟成します。大桶の中のもろみを、まんべんなく熟成させるために櫂でかきまぜます。仕込み初めの頃は毎日行われます。


火入れ釜

【醤油を整える「火入れ釜」】圧搾機でしぼられた生醤油は、火入れ釜で熱せられます。火入れは酵母や麹菌の働きをとめ、色、味、香りを整える大切な工程です。火入れ加減は最も難しい作業の一つで、おいしい醤油をつくる重要なポイントです。


(1-6/6)