「生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館」 に対する検索結果 : 18

(1-10/18)    次の10件

畜力原動機:傘型式

牛馬の歩行を回転動力に変換する装置。岡山県邑久郡豊村の奥山鹿吉による1902(明治35)年の発明。太い木製主軸を垂直に立て、これを中心に上部に16~24本の腕木を傘型に張り出し、その先端をY字型とし、これに動力伝達用のロープをかける。傘の直径は3m内外で、大型では6mに及ぶ。主軸のやや下方に、長さ1.5~2.1mの曳木をつけ、これを牛馬にひかせて回行させ、傘からのロープで脱穀機や籾摺機を運転する。明治末期から普及し、1921(大正10)年には岡山県下だけでも12,000台の普及をみた。年代:1902年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


揮発油発動機:アンドロー式

熱効率の高い輸入発動機。農林省農産課が、国産石油発動機改良上の参考品として1928(昭和3)年ころパリのシトロエン工場から購入。本機は特殊なリンク機構によって、吸込・圧縮・爆発・排気のピストン行程長が異なる差動を行なう珍しい発動機で、熱効率を試算すると約35%となり、当時の揮発油発動機としては記録破りの値。回転数1,300rpm、正味馬力4.0(3kW)、燃料消費量(毎時毎馬力)173gとされている。年代:1928年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


単用犁

利用末期の日本式改良型畜力用犁。1920(大正9)年ころ、農林省農事試験場技師が考案改良した。農業の基本である大地の掘り起こしに畜力を用いる起源については諸説多いが、我が国でも2000年に近い。農林省農産課は赤羽飛行機製作工場に委託して100台製作し、全国各府県に2台ずつ送った。この犁に模して製作された犁も用いられた。年代:1920年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


動力耕耘機:ロータリ式

国産初期の歩行動力耕耘機。1952~53(昭和27~28)年ころの久保田鉄工所(現:クボタ)製。発動機はクボタ式 CHC型5~6馬力(3.75~4.5kW)、回転数1,000~1,200rpm。試験用のために、ハンドルの下に力量測定装置が付いている。輸入・国産を問わない歩行型動力耕耘機の普及が、順次、畜力に取って代わった。耕耘作業部機構は現在、歩行用・乗用を問わず大半がロータリ式であり、その最も初期の形式である。年代:1952年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


動力耕耘機:スクリュ式

縦2軸のスクリュが同期回転し、土を切削耕耘する方式の歩行動力耕耘機。古川農機具工業株式会社(石川県金沢市)製。1955~1965(昭和30)年代に全国的に利用された。本機は軽量小型、低重心で安定性が良い。畦際耕うんの際にはスクリュ刃軸を移動することができ、その前後方向傾斜角も調節できる。スクリュ式耕耘機構は、高速作業には不適であるが砕土性能が高く、根菜類の栽培に適しているとされ、現在も一部で用いられている。年代:1960年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


乗用トラクタ

純国産、初の乗用可能なトラクタ。1951(昭和26)年、石川島芝浦機械が開発・生産した。リヤエンジンの三輪タイプで旋回性に優れ、作業機はミッドマウント(腹装式)で視認性が良い。特に水田車輪装着による高速代掻き作業や腹装モーアによる牧草刈取り作業、また左右に装着した左反転と右反転プラウによる往復耕耘作業に威力を発揮した。さらに本体前部を取り外し、ハンドルと耕耘ロータリを装着して歩行型耕耘機としても使えるユニークな機構である。北海道・東北、特に酪農地帯で使用され、生産台数は1951(昭和26)年から1958(昭和33)年まで477台を数えた。年代:1951年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


人力田植機

実用にも供された人力田植機。二反田春三(広島県)の考案による1955(昭和30)年ころの試作品。成苗用2条植で、把手を押せば中央にある径60cmの走行車輪が回転して前進し、この車輪軸に付いている苗送り機が運動して、成苗が前方に出てくる。そのとき、同じく車輪軸に付いている植付爪が動いて成苗を植えつける。田植機開発の先駆。年代:1955年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


人力田植機:帯苗式

我が国最初の市販人力田植機。カンリウ工業(長野県塩尻市)が1965(昭和40)年に発売し、各地で使用された。手押しにより走行車輪から動力を得て帯苗を連続的に送り出し、6枚の切断刃を持つ「植爪車」で帯苗の切断・植え込みを行う。ポリシート折込み育苗の土付き帯苗(短冊苗とも言う) を用いる方式。1968(昭和43)年には動力式が発売された。作業能率10a当たり2.5~3時間。年代:1965年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


動力田植機:ひも苗式

エンジン搭載型初期田植機。ヤンマー農機(現:ヤンマー)、1970(昭和45)年製。最初の実用田植機に用いられた帯苗から、現在のマット苗に移行する中間形式と言える「ひも苗」田植機。1株分の苗は苗ひもを適切な長さに切断して得られる。ひも苗の育苗は、短冊苗より省力的であるものの、マット苗に比較してなお複雑であり、次第にマット苗に転換した。価格171,000円。作業能率10a当たり1~1.5時間。年代:1970年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


水田中耕除草器

利用末期の手押し式水稲中耕除草器。昭和初期、農林省農事試験場技師が鴻巣試験地の工場で製作。「除草」は、田植え・稲刈りほど期間集中せず、加重ではないものの最も長期間にわたり必須な作業であった。本機は稲株の根際までも中耕・除草しうるように、従来の爪車の幅を半分にし、稲株をまたいで使用するようにした。昭和40年代の除草剤の普及により、除草作業は格段に省力化された。年代:1930年

情報所有館 : 生物系特定産業技術研究支援センター
農業機械化研究所資料館
 


(1-10/18)    次の10件