
(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
海中から引き揚げた零戦(52型)の残材 |
資料番号 : 909691130004 |
| 所在等 |
UACJ R&Dセンター |
| 所在地 |
愛知県名古屋市港区 |
| 製作(製造)年 |
1940年代 |
| 種類 |
量産品 |
| 製作者(社)等 |
三菱重工,中島飛行機 |
| 調査機関団体 |
令和3年度吉田主任調査員 |
| 特徴 |
当時の超々ジュラルミンの押出材や板材は残されていないが、実際に海中から引き揚げた零戦の部品を調査することで、当時零戦に使用された材料の成分および性能を明らかにすることができた。写真は鹿児島県の海岸から引き上げられた零戦の主翼の残材である。主翼の桁フランジには超々ジュラルミンESD押出形材が,桁ウェブには2024板材が用いられていることがわかった。フランジには超々ジュラルミン板材が用いられることになっていたが,その板材の製造は連続鋳造が難しいため,実際には超ジュラルミン2024が用いられていることも明らかとなった。主翼桁に使用された超々ジュラルミンESDの成分はAl-8.0Zn-1.4Cu-1.6Mg-0.35Mn-0.16Crで、その押出方向の強度は,50年間海中に沈んでいたにもかかわらず腐食は表面だけで,引張強さ679 MPa, 耐力591 MPa、伸び12%であり、現在使用されている最高強度のアルミニウム合金と同等であった。応力腐食割れ性も現行材とほぼ同等で,超々ジュラルミンの性能が非常に高かったことがわかるサンプルである。 |
| 資料公開状況 |
非公開 |
| 調査票記入日 |
2022/03/10 |
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