(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
自動血球計数装置 CC-1001 |
資料番号 : 907590920004 |
所在等 |
シスメックス株式会社 テクノパーク |
所在地 |
兵庫県神戸市 |
製作(製造)年 |
1963 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
東亜医用電子株式会社 |
調査機関団体 |
臨床検査(伊藤主任調査員) |
特徴 |
CC-1001は、国産初の自動血球計数装置である。その原理は100ミクロンの細孔と直径80ミクロンの対向電極を微細加工技術により製作し、細孔の両端に設置された電極に高周波を加えた状態で、流体媒質中の血球がその細孔部分を通過する際の微少な静電容量変化を検出するという独創的な技術であった。1852年に計算盤を利用した血球算定方法が確立され、100年近く医療従事者は血球を顕微鏡で数えてきたが、これを皮切りに自動血球計数装置が国内に広く普及し、計測精度の向上・検査室の省力化、迅速な検査結果の提供に貢献。また1961年の日本の国民皆保険制度開始に伴う検査ニーズの増加にも対応可能となり、国内の健康診断制度の確立・運営にも大きく貢献した。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2017/01/30 |
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