(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
ボタン溶解炉 |
資料番号 : 903290440004 |
所在等 |
東邦チタニウム(株) |
所在地 |
神奈川県茅ヶ崎市 |
製作(製造)年 |
1954 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
東邦チタニウム(株) |
調査機関団体 |
平成20年度伊藤主任調査員調査分 |
特徴 |
当設備は、スポンジチタンの硬さ試料を調整するため、当社創業の1953年後まもない時期に製作された。溶解原理は、水冷銅にて保持したタングステンをマイナス極、水冷銅るつぼ内に供される被溶解物をプラス極とし、炉内を0.3〜0.01torr に真空引きした後、アルゴン置換し、最大700〜850A・20Vの直流を負荷することで得られる高温のアークにより試料を溶解する点にある。この溶解により、成分ばらつきの大きい試料も熱対流による混合作用や水冷銅るつぼ内での冷却・凝固過程を経てより均質な鋳塊となり、代表性の高いサンプル評価が可能となった。試料約100gからφ50×10mmの鋳塊が得られ、これをボタン試料といい、現在では硬さ及び化学成分分析用等の測定に供される。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2009/01/14 |
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