(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
気相還元法による金属チタンの抽出 |
資料番号 : 903290440003 |
所在等 |
東北大学金属材料研究所 |
所在地 |
宮城県仙台市 |
製作(製造)年 |
1959 |
種類 |
試作品 |
製作者(社)等 |
竹内栄ほか |
調査機関団体 |
平成20年度伊藤主任調査員調査分 |
特徴 |
写真は、昭和34年(1959)竹内教授らが気相還元法によってチタンを採り出した例で所内にある本多記念館に大切に展示・保管されております。竹内教授らの気相還元法はTiCl4とMgの反応を気体状態で反応させる方法です。この方法により純度の高い金属チタンが直接取り出すことが可能となりました。さらにクロール法の欠点(未反応MgやMgCl2の混入。リーチングなどの追加工程)も一挙に解決することができました。大きさは、450W×450D×1350Hで、鉄の格子枠の上にリボン状の純チタンを貼り付け、その上に直接高純度チタンの結晶をあたかも「蔵王の樹氷」のように晶出させております。気相還元法で得られた純度を比較するとクロール法に比べてはるかに純度が高く、ヨード法に匹敵する特性が得られていることがわかります。 |
資料公開状況 |
公開 |
調査票記入日 |
2008/12/20 |
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