(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
銅版画「王子製紙会社略図」 |
資料番号 : 902190300005 |
所在等 |
財団法人 紙の博物館 |
所在地 |
東京都北区 |
製作(製造)年 |
1877 |
種類 |
量産品 |
製作者(社)等 |
村井静馬 画、綱島亀吉 版 |
調査機関団体 |
平成19年度飯田主任調査員調査分 |
特徴 |
明治8年(1875)、現在の東京都北区王子で創業を開始した抄紙会社は、翌年に「製紙会社」と改称した。この銅版画は、当時の工場内部の様子を伝えている。 右上の図には、工場のシンボルであるレンガ造りの煙突や、当時としては珍しい噴水が見える。その他描かれているのは、①蒸気釜、②元車、③洗方打方、④晒方、⑤破布煮釜、⑥破布切、⑦破布篩所、⑧種運昇機械、⑨抄紙機械、⑩光沢摺機械、紙切機械、度量、紙〆機械 である。 これらの機械設備はすべて英国製で、かなり正確に描かれている。⑧の原料運搬用の昇降機はわが国最初の水圧式エレベータである。日本で紙の機械生産が始められた明治初期には、木綿のボロが主原料だった。木材パルプが紙の主原料になるのは、明治40年頃のことである。 |
資料公開状況 |
非公開 |
調査票記入日 |
2008/01/16 |
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