(データは調査時のものです。最新の状況とは一致しない場合があります。)
抄紙会社創業時の図面類 |
資料番号 : 902190300004 |
所在等 |
財団法人 紙の博物館 |
所在地 |
東京都北区 |
製作(製造)年 |
1874 |
種類 |
設計図・文献 |
製作者(社)等 |
EASTERNS & ANDERSON ENGINEERS & c. |
調査機関団体 |
平成19年度飯田主任調査員調査分 |
特徴 |
明治初期、機械による製紙技術が西洋より移入され、いわゆる洋紙の生産が開始される。そのさきがけとなったのが、渋沢栄一が明治6年(1873)に設立した「抄紙会社」である。 明治7年(1874)9月、現在の東京都北区に王子工場が起工されたが、当資料はその設立当時の設備・機械のオリジナル図面7点(①除塵機、②水圧式エレベーター、③紙料シュート用ドア、④晒粉ミキサーの全体配置図、⑤駆動軸配置図、⑥工場給水設備、⑦ボロ裁断機)である。 これらはすべて、イギリスのイーストンス&アンダーソン社の製図であり、薄い織物製のトレーシングクロスにインキで書かれている。明治初期に外国人が指導して建設された工場のオリジナル図面がまとまって残っている例は稀であり、わが国の洋紙製造業発祥の証となる貴重な資料である。 |
資料公開状況 |
非公開 |
調査票記入日 |
2008/01/16 |
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