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情報所有館 : トヨタ産業技術記念館 

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プラット社粗紡機(始紡機)

機械後方のケンスから取り出されたスライバーは、ドラフトローラへ供給され、引き伸ばされて細くなります。細くされた繊維束は、フライヤーの回転で撚りがかけられ、粗糸になり木管に巻きとられます。展示機は1899年のイギリス、プラット社製です。


プラット社リング精紡機

リング精紡機は1828年アメリカで発明されました。粗糸をドラフトローラへ供給し、細く引き伸ばし、リングとトラベラによって撚りをかけ、完成した糸をボビンに巻き取ります。当初、ミュール精紡機やスロッスル精紡機が輸入されましたが、1890年代になると能率の良いリング精紡機に移行していきます。展示機は1896年のイギリス、プラット社製です。


ホッパーベールブレーカー

混打綿工程の最初の機械として使用され、大きな綿の塊を解きほぐすとともに、混綿、除塵を行う機械です。ボトムラチス上に投入された原綿は、傾斜のあるスパイクドラチス上の銅製の針で順次かき上げられ、シリンダーによって解きほぐされた後、グリッドによって夾雑が取り除かれて、次の機械に送られます。展示機は1956年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


ホッパーオープナー

機構はホッパーベールブレーカーと類似しており、スパイクドラチスがボトムラチス側にやや傾斜していますので、綿の塊はさらに細かく解きほぐされます。また前の機械からの供給量を調整し、次の機械からの指令を受けて運転、停止します。展示機は1956年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


シングルビータオープナー

綿の繊維の損傷を出来るだけ少なくしながら、綿の塊をさらに細かいものとするために、回転するビーターの突起により開綿します。展示機は1956年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


スーペリアクリーナー

6個のビーターとグリッド部が主要機構です。供給された綿は、ビーターが回転するにつれて順次開綿、除塵されながら、徐々に上方にばれて、次の機械に給綿されます。展示機は1956年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


ホッパーミキサー

ホッパーオープナーとほぼ同じ構造ですが、より大容量のホッパーを備えて、混綿効果をさらに上げる機械です。展示機は1956年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


オーバフローホッパーフィーダー

傾斜のあるラチスは、ホッパーオープナーよりさらに細かいスパイクドラチスを備えており、一層細かく開綿・混綿します。また出口部にラチスを設けて、常に一定量の綿を貯めて、過剰な綿は送り返すような機構を備えています。展示機は1956年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


シングルスカッチャ&ラップマシン

中打ち、仕上打ちの打綿機として使用されます。ビーターによって、開綿・除塵を行うとともに、混打綿の最終工程として厚さの均斉なラップを作る機械です。展示機は1959年株式会社豊田自動織機製作所製のものです。


梳綿機(カード:CE型)

混打綿工程から供給されたシート状のラップを、針布でくしけずっ繊維を平行に揃え、短い繊維や夾雑物を除去した後、薄いシート状にしたものを集めて、紐状の繊維篠にします。展示機は、プラット社製をベースに株式会社豊田自動織機製作所が開発した1951年製です。


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