「熊本大学工学部研究資料館」 に対する検索結果 : 11

情報所有館 : 熊本大学工学部研究資料館 

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15尺旋盤

国指定重要文化財(平成6年12月),据付年代:明治39年(1906年),米国セリッグソン・ネルタール社製、(床長:4,572mm、振り:700mm),国内の工作機械メーカーがようやく発足を見た時代に、本学にすでに大容量の旋盤が設置されていたことは驚くべきことである。昭和47年頃まで長大物加工並びに正面旋盤の代用として活用された。


10尺旋盤

国指定重要文化財(平成6年12月),据付年代:明治39年(1906年),米国テンプスタームアー社製、(床長:3,048mm、振り:450mm),15尺旋盤につぐ長尺物の工作旋盤として、昭和45年頃まで活用されたものである。


ボール盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、,据付年代:明治39年(1906年)、製造会社(ロックフォード社)米国  仕様(主軸:モールス No.3、テーブル径:460mm)、当時の強力形ボール盤である.機械加工では穴あけ作業が多く、また使いやすい設計であるために、便利に間断なく使用された.


平削盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:明治39年(1906年)、製造会社(アメリカンツールワークス社)米国  仕様(テーブル:1,825×600mm)、一本の刃物で主として広い平面、その他長溝、山すじ等を正しく削り出すものである.機械類の基礎となるベッド等の加工に不可欠で、実習旋盤の製作等に大いに活用された.


6尺旋盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:明治40年(1907年)、米国ノルトン社、(床長:1,828mm、振り:160mm)、手頃な使いやすい旋盤として、長年活用されたものである。ノルトン社が開発した独自の送り換歯車箱を持つ。また、段車駆動ではあるがベルトシフターに独特の装置をつけ、1動作で簡単に掛け替えを行うことができた。


ターレット旋盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:大正2年(1913年)、独シッカルト・シュッテ社製、(床長:1,260mm、振り:180mm、バイト数:16個)、加工順序に応じたバイトをセットしておき、バイトの取替えの不便さをさけた旋盤である。ドイツの工作機械が米英を凌駕した時代に輸入されたもので、すでに主軸はコレット・チャックを採用している。通例のターレットと異なり横軸ドラム形であることが興味深い。


8尺旋盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:大正3年(1914年)、米国アメリカンツールワークス社製、(床長:2,438mm、振り:230mm)、当時としては高速、高精度の性能の優れた旋盤で、二番とり装置、テーパー削り装置を持つ。精密部品の加工には、もっぱらこの旋盤が使われ、信頼性が高く、当初より永年にわたって最も活用された機械である。単独駆動装置は、昭和14年に能率向上のため特に設置された。


曲がり歯傘歯車歯切盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:大正15年(1926年)、製造会社(グリーソン社)米国、仕様(最大外径:15インチ、最大歯幅:1.75インチ)、グリーソン社で、曲がり歯かさ歯車の歯切盤として一応の完成を見た時代のもので、現在の歯切盤も基本的にはこれと変わりない.現在、この種の機械は自動車業界で最も多く使用されているが、当時の自動車業界は微々たるものであったので、本機の他はほとんど輸入されたものは無く貴重な存在であった.


マーグ歯車研削盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:昭和5年(1930年)、製造会社(Maag社)独  仕様(最大外径:400mm、 最大歯幅:200mm)、世界最高精度の歯車の研削仕上げが可能として、高い評価を誇ったドイツのマーグ社の歯車研削盤である.旧小倉陸軍造兵廠で活用されていたが、終戦後、本学に移管を受けたものである.


立削盤

国指定重要文化財(平成6年12月)、据付年代:昭和6年(1931年)、製造会社(足立製作所)日本、仕様(ストローク:300mm、テーブル直径:700mm)、刃物が上下運動をするもので、基本的な機能は形削盤と同じである.テーブルの位置や加工物の方向が自由にとれるので、溝削りの他、色々な加工に応用される.我国の工作機械の第二次発展期における中企業の製品である.


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