「たばこと塩の博物館」 に対する検索結果 : 97

情報所有館 : たばこと塩の博物館 

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腰差したばこ入れ

喫煙習慣の定着で、きせるや刻みたばこを携帯するためにたばこ入れが使われるようになった。特に帯刀できない庶民の間では装身具として意匠や装飾に趣向を凝らしたものが作られた。形態で分類した内、腰差したばこ入れと称されるものは、根付ではなくきせる筒を腰に差して使う。明治以降にはこの形の物が多く制作された。


懐中たばこ入れ

喫煙習慣の定着で、きせるや刻みたばこを携帯するためにたばこ入れが使われるようになった。形態で分類した内、懐中たばこ入れと称されるものは着物の懐中に入れて携帯するもので、たばこ入れとしては最も古くから存在していたと考えられる。扁平な二つ折の袋をこはぜで止める物が多い。


とんこつたばこ入れ

木材や金属、角、牙、甲羅、陶磁器、貝など硬質な素材を用いたたばこ入れ。天候の変化や激しい作業に耐え、ある程度の気密性を保てることから、農業や林業、漁業、狩猟などの野外作業に従事する人たちが用いたとされる。名前の由来は定かではない。


マッチケース

マッチを携帯するマッチ入れ。マッチの箱ごと入れる形もあれば、一本づつ入れる形もある。いずれも蒔絵や彫金による装飾が施されている。


「国府」包かと版木

たばこが専売化される明治37年より以前には全国各地にたばこ商が点在し、それぞれ特色のあるパッケージで売り出された。写真は常陸(現在の茨城県)のたばこ商川上弥介(佐野屋)が扱っていた「国府」の包かと板木。「国府」自体は鹿児島を中心に栽培された事に由来する品種だが、茨城や東北地方南部でも栽培された。江戸時代から名葉として広く流通し、民営期に各地のたばこ商が売り出した多種多様な包かからは名葉としての人気と販路の規模が示される。年代:明治期


石版(アルマ100本入外箱ラベル)

石版は薬品による化学処理で油性インクの付く部分と付かない部分を作って製版する技法。欧州で発展し日本に伝わったのは幕末頃とされる。描いた描線を濃淡までそのまま製版印刷できたため、図版印刷に重宝された。アールヌーボ調の「アルマ」は専売局唯一の肖像画デザイン。


「アルマ」100本入外箱ラベル

「アルマ」はトルコ産の葉を用いたオリエンタルシガレット。外箱のラベルにもアールヌーボ調の縁取りやフラミンゴといった異国情緒あふれる図柄があしらわれた。石版で印刷されたラベルの中でもとりわけ美しく点描式製版が印刷された例といえる。


口付たばこ「忠勇」パッケージ

村井兄弟商会の「忠勇」パッケージ。定価表にデザインされている「忠勇貳號」と同様のもの。


「ピーコック」カートン用鋼板

「ピーコック」は米国バージニア、カロライナの名葉を用いた村井兄弟商会のたばこ銘柄。明治29年ころから清向けに輸出した。この鋼板は現代でいうカートン用の鋼板。年代:明治期


「ヒーロー」カートン用鋼板

「ヒーロー」は日本で初めてアメリカ葉を使用し、輸入たばこに近い品質に仕上げた村井兄弟商会の銘柄。先行商品「サンライス」の臭味を改善するために、原料、製法を変え、香料を加えて十本入三銭で売り出した。国内では売り上げ一位となるほどの人気を博し、韓国にも輸出された。流行していた輸入たばこの美しい包装に対抗すべく、包装にも力を入れた。この鋼板は現代でいうカートン用の鋼板。年代:明治期


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