「明治薬科大学明薬資料館」 に対する検索結果 : 30

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液滴向流クロマトグラフィー

互いに混ざり合わないで二相を形成する溶媒間での溶質の分配の割合が異なることを利用して試料成分を分離・精製する装置。


鹿茸(ロクジョウ)

マンシュウアカジカ(シカ科)などのオスのまだ角化していない、もしくはわずかに角化した幼角(袋角)。強壮、強精、鎮痛薬。


海馬(カイバ)

オオウミウマ(ヨウジウオ科)などの乾燥体。強精剤。また難産、陰痿に内服するほか、鎮痛薬として腹痛などに用い、止血薬として粉末を外用することもある。


蛤かい(ゴウカイ)

オオヤモリ(ヤモリ科)の内臓を取り出し、竹片で四肢を展開し、オスとメスの腹を合わせて固定し乾かしたもの。鎮咳薬として気管支、心臓喘息、慢性咳嗽に用いるほか、喀血、消渇の治療、あるいは強壮薬として用いる。


穿山甲(センザンコウ)

センザンコウ(センザンコウ科)の甲羅片。駆お血等、催乳、化膿性皮膚疾患、高血圧症に用いる。


沈香(ジンコウ)

ジンチョウゲ科ジンコウ属の植物が土中に埋もれ、病的に樹脂が沈着した材部。鎮静、解毒、健胃薬とする。一般には薬用より高級線香や香料として用いられる。


霊芝(レイシ)

マンネンタケ(サルノコシカケ科)またはその近縁種の子実体を乾燥したもの。強壮、鎮静薬として、神経衰弱症、不眠症などの慢性病に応用する。日本では民間薬として、種々の疾病に用いられている。


人参(ニンジン)

オタネニンジン(ウコギ科)の細根を除いた根、またはこれを軽く湯通ししたもの。健胃消化薬、止瀉整腸薬、鎮痛鎮痙薬、保健強壮薬とみなされる処方などに比較的高頻度で配合される。虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血行不良、冷え性の場合の滋養強壮に用いる。


伊吹高崚先生画植物図   

伊吹高崚(いぶき たかとし)先生(明治27年生、昭和35年没)は大正3年に明治薬学校を卒業ののち昭和5年より笹塚の東京女子薬学専門学校で教鞭をとっておられた。戦火で笹塚の校舎とともに貴重な生薬標本が消失すると自ら筆をとり、多忙な中数多くの教材をつくられた。先生の描く説明図の正確さ、美しさは当時から定評がある。


大槻玄沢「六物新志」

大槻玄沢(1757~1827)は杉田玄白や前野良沢に師事した蘭学者。玄沢は当時の蘭学者たちが関心を寄せていた代表的な6つの薬物について、蘭書の所説に基づいて考証したのが「六物新志(ろくもつしんし)」である。六物とは、一角(ウニコウル)・サフラン・肉豆蒄(ニクズク)・木乃伊(ミイラ)・噎蒲理哥(エブリコ)・人魚の6種の薬物のこという。陸上に棲む犀(一角獣)のツノだと考えられていた一角はクジラの仲間である海獣の歯牙であることや、防腐剤として使われたミイラが人の死屍であることを明らかにした。年代:1781年


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