「京セラファインセラミック館」 に対する検索結果 : 41

情報所有館 : 京セラファインセラミック館 

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半導体製造装置用セラミック部品

プラズマによる成膜技術やエッチング技術の向上に伴い、半導体製造装置メーカーは厳しいプラズマ雰囲気下で安定して使用できる材料を模索し、化学的にも物理的にも安定なセラミック材料の採用を積極的に検討し始めた。これに対応して当社では用途に応じてセラミック材料の高純度化や高緻密化、粒界層のコントロールなどを行い、静電チャック、ハンドリングアームのほか各種の対プラズマ・ハウジングを開発した。当初は高純度アルミナが採用されていたが、不純物汚染やパーティクル発生の低減要求が厳しくなるにつれ、より耐プラズマ特性に優れたイットリアなど反応生成物の蒸気圧の低い材料やこれらを複合化した材料の開発を行ってきた。年代:1985


温度補償型水晶発振器(TCXO)『KT11』

温度補償型水晶発振器は水晶振動子およびサーミスタ、温度補償用コンデンサを含む発振回路から構成される携帯電話用の基準発振器である。表面実装化に伴って実用となるハンダリフロー時のドリフトの仕様が極めて厳しく、困難であると考えられていたことから、先発各社が開発を躊躇する中、後発の当社が敢えてチャレンジして、世界で初めて実現させたリフロー対応型の製品である。年代:1994


薄膜サーマルプリントヘッド

ファクシミリなど感熱記録方式のプリンタの印字に使用される電子デバイスである。1980年代に入ってファクシミリの急速な普及とともに需要が広がった。アルミナセラミック基板上に薄膜方式で8~24ドットのヒーターを一列に配列し、これを選択的に発熱させることで感熱紙に印字する。本製品の特徴は、伝熱特性を設計した部分グレーズを基板上に施して高品質の高速印字を可能にしたことや、ドライバーICを基板上にフェイスダウンボンドして小型化した点にあった。年代:1980


再結晶宝石

天然宝石と同一成分の物質を長期にわたって入念に再結晶してつくられたエメラルド、ルビー、サファイアなどである。天然宝石とまったく同じ化学成分と結晶組織を持っているため、通常の鑑定手段で天然宝石と区別するのは容易ではなく、再結晶のプロセスでは結晶中に不純物や傷が入りにくいことから、天然宝石よりも透明度が高く、より美しい輝きを持つ。年代:1975


クリエイテッド・オパール

天然オパールの特徴である「斑(ふ)」と「遊色効果」を人工的に再現することに成功したオパール。オパールの合成には全工程で長期間を要し、特殊な技術を必要とするため、商業ベースで合成に成功しているのは2009年時点で当社のみである。年代:1980


リボン結晶太陽電池

チョコラルスキー法の1変形であるEFG法(エッジ・ディファインド・フィルムフェド・グロース・メソッド)によって作られた太陽電池。太陽電池に使われる薄板状の結晶を製造する方法としてきわめて合理的であることから、当初の太陽電池はこの方式によって製造された。50mm×76mmの太陽電池で平均変換効率10.4%を達成した。その後は、量産性の観点から方針を転換して、鋳造法による多結晶シリコン太陽電池の生産に変わって行った。年代:1976


多結晶シリコン太陽電池

1984年にドイツのワッカー社より技術導入をして、開発をした鋳造法による多結晶シリコン太陽電池。実用化当初11.2%であった平均変換効率はその後の多くの改良を経て2006年には156×156mmウエハで平均変換効率18.5%を実現するなどして、第17回太陽光発電国際会議において論文賞を受賞した。年代:1984


レーザプリンタ「エコシス」

アモルファスシリコン感光ドラムを初めて採用し、周囲の部品やプロセスユニットなど全構成要素を超寿命化したことで小型ページプリンタとしては世界で初めてトナーの補給のみで30万枚まで印刷を継続できるという、オンリートナー方式を実現した製品。交換・廃棄物の削減による地球環境への負担低減効果が評価されて「エコマーク」「ブルーエンジェル」など世界各国の環境マークの認証を受けた。年代:1992


LCR回線アダプタ

LCR回線アダプタは一般の電話機や企業のPBXと、NTTの交換機の間に接続されて、最も通話料金の安価な通信事業者を選択して通話ができるようにするものである。事業者を選択するためのデータがモデムを介して更新できるようにしたことで作業者が設置場所に出向いて更新作業を行う手間をなくし、また即時にデータ更新を可能としたことから第二電電(現KDDI)のサービス開始当初、同社の利用者増加に大きく寄与した。年代:1987


携帯電話「HP-121」

2010年現在、携帯電話用充電バッテリーとして最も一般的に利用されているリチウムイオン電池を初めて搭載した携帯電話。当時、大多数の携帯電話メーカーがニッケル水素電池の開発を優先させる中、まだ研究レベルであったリチウムイオン電池を業界に先駆けて採用したもの。年代:1992


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