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情報所有館 : 東京都計量検定所計量展示室
1790年フランスの政治家・外交官のタレーランは、天然物によって度量衡の標準を定めるべきであると提案し、これを受けたフランス政府はアカデミー・フランセーズにその立案を委嘱した。アカデミー・フランセーズは、新しい長さの基準を子午線に求め、1795年にパリを通過する北極から赤道までの子午線の1千万分の1を1mと定義した。子午線の実測はダンケルクからパリを通りバルセロナまでの間を測量し、その結果からこの間に暫定的に標準としたメートル・デ・アルシーブの原器に最も近い1本を国際メートル原器に指定した。
比重計の目盛の単位であるボーメ度を付した浮ひょう。ボーメ度は、フランス人ボーメ氏によって考案されたもので軽い液体に使用する軽液用と比重の大きい液体に使用する場合の重液用があり、メッキ工場で使用されるメッキ液の比重や冷蔵庫の冷媒等の比重測定など、工場の生産部門や試験研究用に用いられる。
基準圧力計として用いられている。ラム・シリンダーで構成され圧力媒体は油である。、通常はラムの断面積は1m2のものが多い。ラムの上部に1kgの分銅を乗せ釣り合せると1kgf/m2の圧力となる。また、ラムの断面積を半分にすると2倍の圧力となる。断面積が小さい方がより高圧になる。(株)東京計器製作所製。年代:昭和22年
パスカルの原理が分かる水圧実験器。東京前川化学製。
(KIMMONMETERWORKS10000KOKUPATENTWATERMETER)。推測式および実測式の水道メータ。株式会社金門製作所製。推測式とは、入口から流れ込んだ流体の衝撃で「はね車」(翼車)を回し、その回転を積算してはかる方式であり、実測式とは、一定の要請期の回転子が回転しながら積算する方式である。
流動するガスの量をはかる機器として、1815年(文化12年)にイギリスで発明され、日本では、明治37年(1904年)から作られるようになった。現在、一般需要家用としては「膜式」が主流で、これは膜で仕切られた一対の計量室に、ガスが交互に流入・排出を繰り返し、それによる膜の動きをとらえて連続的に積算する実測型の機構になっている。検定は大正5年(1916年)から開始された。年代:大正14年
流動するガスの量をはかる機器として、1815年(文化12年)にイギリスで発明され、日本では、明治37年(1904年)から作られるようになった。株式会社金門製作所製。年代:昭和9年
物茂郷(荻生徂徠:寛文6年(1661)~享保13年(1728)儒者)による
ドイツ人アースマンの考案した湿度計。携帯に便利にできている。水の蒸発を利用して計るもので、ぜんまい仕掛けの通風装置によって金属製二重円筒で囲まれた球部(円筒状のガラス製水銀二重管温度計)のまわりに2.5m/s程度で通風する。同様なものに気象庁形通風乾湿球湿度計、振り回し式乾湿球湿度計などがあり、製造年月と製造者は不明だが、1958年5月気象業務法の規定により気象測定器名ガラス製温度計として検定を受けている。
乳脂計は、牛乳、練乳の脂肪分を検査するもので、試薬を混ぜて、遠心分離器にかけ、分離した脂肪の重量パーセントを目盛りで読む。